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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

足場工事の事業を通じて
感謝の気持ちを伝える

 

若い職人たちを受け入れ成長を促す

 
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小倉 当初は榊原社長と後輩の職人さんお二人でスタートしたとおっしゃっていましたよね。その後、従業員さんはどのように増えていったんでしょうか。
 
榊原 同じ作業現場で知り合った職人仲間から、相談を受けたことがきっかけでした。この業界では一部の建設業者と従業員の間で、給料の未払い問題などのトラブルが発生するケースが少なくありません。そこで若い職人が困っていると聞いて、「それならうちにおいで」と声をかけたわけなんです。そこから、さらに従業員が知人の職人を紹介したり、誘ったりという流れで、だんだんと増えていきました。
 
小倉 困っている職人さんに手を差し伸べたと。榊原社長はまさに、若い職人さんたちの頼れる兄貴分なわけですね。
 
榊原 若い職人たちを受け入れることは、当然ながら経営者として彼らを養っていかなければならない責任も生じます。だからこそ、自分自身が常に前向きに事業に取り組むためにも、自ら後に引けない状況をつくりあげて、やるしかないという気持ちになれるようにしているんですよ。
 
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小倉 強い責任感が伝わってきます。そんな榊原社長が考える、ありがとうございますさんの強みはどこでしょう。
 
榊原 やはり、若くて有望な従業員が多いことだと思いますね。私は、従業員一人ひとりが主役になれるような会社にしたいと考え、人材育成にも力を入れています。例えば、若手の職人が初めて担当する現場でも積極的にチャレンジできるよう促し、ベテランにはその職人の助けになってくれるようにフォローしてもらうといった具合です。やはり積極的に挑戦させることで、人は大きく成長できると思うんです。現に弊社には18歳の従業員が2人いまして、どちらも同世代の職人よりも高い技術を持ち、良い仕事ができると自信を持って言えますね。
 
小倉 近頃の建設業界では、なかなか人材が集まらないとか、どのように育成したら良いか悩んでいるという声も聞こえる中で、若い職人さんたちが活躍しているのは素晴らしいですね。