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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高い技術力を駆使して
おしゃれな住宅を提案

 

若い世代から憧れられるような職人を目指す

 
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石黒 戸井永代表がそもそも職人を目指そうと思われたきっかけはなんだったのか、ぜひ教えてください。
 
戸井永 もともと私の父が、建築業の職人だったんです。寡黙で淡々と仕事をこなす昔ながらの職人気質な父の姿に、私は子どもの頃から憧れを抱いていました。それで私自身も、自然と職人の道を志したんです。
 
石黒 私も両親が会社を経営していまして、子どもの頃からずっと働いている姿を見てかっこいいと感じていたので、とても共感できます! それでは、戸井永代表は社会人の第一歩からこの業界一筋なんですか?
 
戸井永 はい。高校を卒業してすぐにこの業界で働き始めましたので、業界歴で言うと20年近くになりますね。最初は父の仕事を手伝いながら修業を積みました。やがて、2011年に東日本大震災が発生して間もなく、大手ハウスメーカーさんの下請け業務として、被災地で仮設住宅の建設作業に従事したんです。その際、現地であまりにも想像を絶するような光景を目の当たりにして、私自身の力で何か社会に貢献できるような仕事をしたいと強く思うようになり、独立を決意しました。
 
石黒 そのような数々のご経験を積んでこられた戸井永代表が思い描く、今後の目標などもお聞かせください。
 
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戸井永 私が父に感じた姿と同様に、若い世代の人たちから憧れられるような“かっこいい職人”を目指したいですね。私はファッションも好きなので、作業着の着こなしにも気を遣っているんです(笑)。私自身は寡黙な父の背中を見て、自分なりに考えながら技術を磨いてきました。でも、最近は私たちが育ってきた時代とは常識や価値観などが大きく異なっており、若者たちの多くは言われたことや与えられたことしかこなせないなどともよく耳にします。そんな中でも、自分自身で考えながら行動することの大切さや、この仕事の楽しさ、魅力を伝えていきたいと考えているんです。
 
石黒 確かに、私の子どもたちも学校の課題はすんなりできても、自由に学びたいことをしなさいというと、途端に何をしたらいいか戸惑ってしまうということが多々ありました。だからこそ、戸井永代表のお考えには私も心から同意できますね。
 
戸井永 彼らにとっては与えられた自由が、逆に不自由に感じてしまうのかもしませんね。それでも、若い人たちが我々を目指して職人になりたいと思ってもらえるよう、業界のイメージも変えていけるような活動を続けていきたいですね!
 
石黒 戸井永代表のように自由なスタイルで、若い職人さんたちがのびのび成長していってくれたら素敵だと思います。一般的に建築業界は、過酷な仕事というイメージを持たれがちですよね。でも、戸井永代表なら業界のイメージを変えて、若い世代からの人気も得られるのではないかと感じました。私も応援していますので、ぜひ頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
辛いことや苦しいことを超えた先に、本当の楽しさがあると思います。ですから、何事もあきらめずに、日々の出来事を一つひとつ着実にこなしていく気持ちが大切ですね。
(戸井永剛)
 
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■ ホームページ https://www.altworks21.com/
■ Instagram https://www.instagram.com/p/CfARet9PAd1/