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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「医療や薬に頼らない」
パーソナルトレーニング

 

多方面からアプローチし、まずは健康な体に

 
矢部 会員さんを指導する際、どんなことを重視されていますか?
 
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黒澤 その人が今どんな状態なのかを見極めることですね。ジムやパーソナルトレーニングと聞くと、マシンなどで体を鍛え、筋肉をつけるイメージを抱かれる人が多いと思います。しかし、鍛えることがすべてではありません。まず体そのものを健康にすること、運動をするための土台をつくることが大事だと考えています。現代では病気以上、健康未満といった未病と呼ばれる方達が多く、いきなりハードなトレーニングは適さない方が多いと考えています。実際、当ジムはダイエットや筋肉を鍛える以外の目的で来られている会員様が多いんですよ。
 
矢部 それは意外! 体を鍛えることにそれほど関心がない人も通っておられるんですか。
 
黒澤 そうなんです。多くのジムが、筋トレやストレッチなど体のトレーニングに特化した指導を行います。しかし、それだけでは逆に体を壊す場合もあるんです。ですから先ほどもお伝えしたように、当ジムでは呼吸調整や目のトレーニング、痛みの予防、栄養改善など包括的な要素を取り入れ、病気以上、健康未満の方達の運動ができる土台づくりをし、一人ひとりの健康をサポートしています。
 
矢部 最近はYouTubeなどの動画サイトで簡単に筋トレのやり方を見ることができます。でも、やはり専門家から直接指導を受けることが大切かもしれませんね。
 
黒澤 まさにおっしゃる通り。動画を見て筋トレをする人もいますが、体の土台ができていない状態で行うと逆効果なんです。まずは病気以上、健康未満を卒業し、そこにトレーニングを上積みすることで、初めて良い結果が得られます。
 
矢部 自分一人で動画を見てトレーニングすると、やり過ぎてしまうこともありますよね。それも良くない気がします。
 
黒澤 そうですね。また食事指導の面でも、「痩せるための食事」と「痩せて健康を保つための食事」は似て非なるものです。その人にとってプラスにならない指導や要素は、頼まれても絶対に取り入れません。これは私のポリシーです。
 
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ピラティスの指導も!
矢部 そこまでおっしゃっていただけると、本当に信頼できます。会員さんに徹底的に親身になって寄り添ってくれるジムは、なかなかないと思いますよ。
 
黒澤 実は最近、久々に客の立場でほかのジムに行ってみたところ、いきなり腹筋やスクワットをさせられました(笑)。私が考えるジムのあり方とは違ったわけですが、そこに通われている方にとっては普通なのでしょう。あらためて、オーダーメイドのトレーニング指導の必要性を広めていきたいと意を強くしましたね。
 
 
 
 

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