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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「医療や薬に頼らない」
パーソナルトレーニング

 

腰痛で悩んだ過去が健康への関心を高めた

 
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矢部 パフォーマンスステーションアンカーさんがオープンするまでの経緯について、お聞きしたいです。
 
黒澤 私はスポーツが好きで、学生時代は水球に打ち込んでいました。ただ、小学生の頃から腰痛に悩まされていたこともあり、体の健康に対する関心も強かったんです。大学卒業後はスポーツジムに就職しました。就職と同時に群馬県に配属されて以来、出身の埼玉から離れ、群馬で暮らしています。
 
矢部 小学生の頃から腰痛を抱えつつ、それでもスポーツに打ち込まれてきたんですね。トレーナーの指導技術は、就職先のジムで身に付けられたのでしょうか。
 
黒澤 そうですね。ただ、その勤めていたジムは大手ということもあり、マニュアルに沿ったトレーニングばかりを中心に行っていました。例えば「水泳指導をするときに、中高齢者は身体が硬いからこのくらいまでできればいいし、それ以上は無理に求めなくていい」というような研修を受けてきました。ただ、実際は人によって体の使い方、特徴が違うため、1つの運動指導マニュアルだけでは限界があります。そこで、「その方にとって最適な運動指導を行えば、年齢に関係なくベストパフォーマンスを引き出せる」。そう思って理想のジムを立ち上げようと考えたわけです。
 
矢部 大手は良くも悪くも枠からはみ出さないので、マニュアル一辺倒になりがちですよね。でもそうではなく、黒澤代表は一人ひとりに沿ったトレーニングを行うべく、独立されたと。
 
広くて開放的な、併設している整体ルーム
広くて開放的な、併設している整体ルーム
ジムの内観写真
ジムの内の様子
黒澤 私自身の体の事情も、起業の動機のひとつです。今ほど医療技術が発展していなかった当時、どこに行っても腰痛が改善せず苦しんできました。その経験があるからこそ、単にトレーニングで筋肉をつけるだけでなく、「健康面を根本から支えるジムをつくりたい」と考え、さまざまなトレーナーの資格取得にも励みました。その際、中高齢者の指導でも、前職の大手ジムにはなかった、「これをやれば今できないことも可能になる」というポジティブな姿勢を教えてもらい、大きな刺激を受けましたね。
 
矢部 大手ジムでは教わらなかった指導方法を習得できたんだ。そういった学びを経て、整体を取り入れた幅広いニーズに応えるジムが完成したのですね。
 
黒澤 おかげさまで現在は、幅広い年代の会員様にご利用いただき、特に50歳以上で会員歴も長い方が多いんです。皆さんが元気に通われている姿を見るたびに、自分のやり方は間違っていなかったと確信しています。
 
矢部 根強いファンがたくさんいるジムと聞くと、ますます通ってみたくなります!
 
 
 
 

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