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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全国各地の木材を扱う
老舗の集成材製造会社

 

チャレンジ精神を持って事業を展開

 
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きれいに加工された木材
矢部 二代目でおられる萩原社長は、早くからこの業界でお仕事なさっていたんですか。
 
萩原(義) ええ、私がこの仕事に携わるようになったのは大学卒業してすぐですね。もともとは父が酪農を営んでおり、私も当初は家業を継いで酪農を行おうと思っていました。ただ、群馬県はからっ風が有名で、乾いた風は木材の乾燥に適していることから、父の知人から「木材を乾燥させる仕事をやってみないか」と誘いがあったそうです。そうして、私が学生のときにこの事業を本格的にスタートしたんですよ。私がこの仕事を始めてから2~3年後に父から事業を受け継ぎ、多種多様な機械を導入するなどして木材の加工や製造も行うようになっていったんです。
 
矢部 大学を卒業して間もないお若い頃から、積極的に事業を推し進めていったんですね。
 
萩原(義) そうなんです。お客様からご相談やご要望をいただくたびに試行錯誤を重ね、さまざまな作業に挑戦してきました。ご要望通りのものができると私も嬉しいですし、お客様が喜んでくださると、モチベーションにもなりますからね。
 
矢部 素晴らしいチャレンジ精神ですね! 萩原専務もこれから挑戦したいことや目標などはありますか?
 
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萩原(佑) この仕事を私の代だけでなく、また次の世代にも継承し、さらに50年、100年と続いていける会社にしたいですね。また、現在の事業は企業間でのお取り引き、つまりBtoBが中心ですので、それをさらに広げて個人向けの事業も展開していきたいと考えています。実はそのための第一段階として、いわゆるDIYや日曜大工で使えるようにと、弊社が製造した板や木材を一般のお客様向けにネットショップで販売しているんですよ。
 
矢部 最近では女性がDIYをすることも珍しくなくなりましたし、本格的なものづくりに挑戦する上級者の方も増えてきているように思います。ホームセンターなどでも手軽に購入できるものの、より高級で品質の良い木材が欲しいという需要も多そうですね。