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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

美容室の多店舗展開で
美容師の地位向上を図る

 

職歴にとらわれず能力・個性で人を選ぶ

 
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水野 北村社長が美容室を経営するうえで、こだわっている点を教えてください。
 
北村 どんな人材を選ぶかを重視しています。美容師さん側はもちろん、経営側にも多彩な人材をそろえることが大切です。例えば大手企業で広告関係の仕事をしていたスタッフには、その経験を発揮できるマーケティング領域をけん引してもらっています。また、商材メーカーにパイプを持つ営業担当だったスタッフには、資材の仕入れなどをお任せしているんです。
 
水野 さまざまなノウハウを持つ人たちがそれぞれ強みを発揮できるよう、適材適所の人員配置を行っておられるんだ。メーカーにつながりを持っている人がいると、仕入れもスムーズになりますよね。
 
北村 そうなんです。美容院を経営するうえでは、美容技術が大事なのはもちろん、美容を成り立たせる材料などをいかに安く仕入れられるかも重要ですね。大手企業で広告関係の仕事をしていた人は、約400軒もの美容室を見てきたそうです。お互いの持ち味を融合させて事業に反映できています。
 
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水野 各方面のプロがそろっていると、スピーディに事業拡大できそうです。何より、いろいろな人が得意分野を活かせるところが素晴らしいと感じます。北村社長は、誰もがチャレンジし活躍できる場もつくっておられるんですね。
 
北村 私自身、チャレンジすることが好きなんですよ。やらずに後悔するより、やったほうがいいと思っています。今後、5年間で200店舗まで増やしたいと考えているので、思い付くことはどんどん試すつもりです。
 
水野 北村社長が目標に向けて計画を立て、結果を出すため努力されていることがよくわかりました。まさに経営のプロですね!
 
北村 水野さんにそう言っていただけると嬉しいです。プロであるからには日々の学習が欠かせません。実はAshantiとは別のコンサルティング会社も経営しており、そちらでは美容室の経営者を育てています。普段とは異なる目線で経営に関わる中で、私が勉強になることも多いですよ。
 
水野 そういった多方面の取り組みから吸い上げたものを事業全体にフィードバックし、さらに各事業を充実させる好循環が成立していますね。