美容師経験を持たない異例の美容事業経営者

インタビュアー 水野裕子(タレント)
北村 もともと経営に興味があり、大学卒業後、コンサルティング会社に入社しました。新卒時から大手企業を担当し、四半期ごとに別の会社を受け持つめまぐるしい日々だったものの、物流から販売まで幅広い業務への理解が深まりましたね。その後、美容室運営会社の取締役となり、美容業界との関わりが始まったのです。
水野 ご自身は、美容業界でスタッフとして働いたご経験はあったのでしょうか?
北村 実際のサロン業務の経験はありませんでした。ただ、美容師さんが髪型などで個性を表現する様子を見て「素敵な仕事だな」と感じ、美容室の経営を志すようになったんです。
水野 美容師さんのお仕事を直に見て魅力を感じられたのですね。美容室のオーナーといえば下積みを経て独立する印象だったので、北村社長のようなケースは珍しいと思います。
北村 そこが私の持ち味でもあります。業界にどっぷり浸かっていなかった人間ならではの、純粋なプロ経営者目線で勝負しているわけです。