
インタビュアー タージン(タレント)
三好 もともと私の父が、いわゆる町の工務店を営んでいたこともあり、幼い頃から建築の仕事に触れる機会が多かったんです。そんな影響もあり、建築の専門学校へ通い、卒業後は工務店へと勤務しました。その後、現在の宮大工の道へと進んだんです。5年ほど親方のもとで、寝る間も惜しんで学ばせていただきました。そのおかげで技術や知識はもちろん、礼儀作法や人間性を身につけることができたと思っています。
タージン 礼儀作法を学ぶのも、仕事をするうえで非常に大切なことですよね。建築を手がけるうえで、意識されていることもぜひ教えてください。
三好 私の意識の根底にあるのは、自然に還るものを使うこと。一般建築から寺社建築まで、温故知新の家づくりで“自然×人の想い”を形にすることを常に意識しています。そして、お客様に嘘偽りなく、正面から向き合う姿勢が欠かせません。こうした考えが皆様にも伝わっているのか、ありがたいことに営業をせずとも口コミやご紹介で仕事に恵まれている状況です。
タージン それは素晴らしい! 三好社長が、ご縁を大切にされている証拠ですね。ところで、三好社長は専門学校で非常勤講師としてもご活躍だとか。

タージン 宮大工というとご高齢の職人というイメージが強いので、三好社長のように若い方から話を聞くと、学生たちのイメージも変わるのではないでしょうか。今後のご活躍も、実に楽しみですね。
三好 実は近い将来、お客様と最適な木材を原木から選んで提供できるように、製材所を構えたいと考えているんです。時代とともに素材や家づくりも変化しているので、消費者もしっかりと考える必要、つまり、買う責任があります。だからこそ、お客様と一緒になって、本当に良い住まいづくりを追求できる仕組みを整えていきたいですね。
タージン 木材の調達から建築までをワンストップで手がけるということですか。そこまで一括でお任せできると、お客さんも安心ですよ。実現することを、私も祈っています。頑張ってください!
「仕事を楽しむ」とは‥
人生は自分の物語なので、壮大な夢を持つといいですね。大きな夢に向かうにはどうすればいいかを考えながら行動することで、仕事を楽しめているのだと思います。
(三好賢一)