基板への部品実装製造現場の効率化

インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
宇根 テレビや携帯電話の中を空けていくと、緑色の基板に細かい部品がたくさん乗っている基板があると思います。その製造工程を表面実装工程と呼び、製造現場の生産性向上や品質向上、コスト削減のための提案を行い、事業の効率化をサポートしています。具体的には、はんだ付け工程の自動化や、液体塗布や基板分割工程、検査工程の効率化、各種画像処理検査技術を活用した外観検査工程の提案などを行っているんですよ。
亀山 はんだ付けは学校の授業で教わったことがあるから、イメージが湧きます。はんだ付けの仕上げによって不具合が出ることもあるんですよね。
宇根 おっしゃる通りです。業務用のはんだ付けは、学校の授業のように手作業だけではなく、はんだを印刷する装置や塗布する装置などを使うんです。ところが、あらかじめはんだ仕上がりを考慮した設計や温度設定、時間などが考慮されていないケースもあって、そうした際に不具合が生じることがあるんですよ。その対応策をお客様と一緒に考え、弊社では対応策を提供しているんです。適切なはんだ付け工程を踏まえれば、実装基板の品質向上や不良率の改善にもつながります。その他に、基板実装後の検査装置の提供もしていますよ。
亀山 製造過程で不良が多くなると対応にコストもかさみますし、人手もそこに取られてしまいますよね。たくさんの企業さんから引き合いがありそうだ。
宇根 ありがたいことに、大手上場企業様からもご依頼をいただいています。