35歳で念願の不動産業で独立を果たす

インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
桂 不動産の店舗の多くは少し堅苦しい印象を持たれがちなので、表をガラス張りにするなど、オープンな雰囲気を意識しました。不動産屋にしては少しオープン過ぎたかもしれませんね(笑)。
亀山 いえいえ、これぐらいのほうが気軽に入りやすく、相談しやすいと思いますよ! 桂社長はこれまでずっと不動産業一本ですか?
桂 はい。25歳からこの業界に入りました。子どもの頃、大工を営んでいた祖父を手伝ううちに、自分も家や大きな建物に関わる仕事がしたいと思うようになりまして。ただ、私は人と話すほうが好きな性分なので、職人仕事よりも不動産業がしたいと、将来の姿を思い描いていましたね。
亀山 建てる側ではなく、売る側に進まれたわけですね。すでに10年以上のキャリアがあるとはいえ、30代半ばでの独立は比較的早いのではないではないでしょうか。
桂 そうですね。実は、起業した2021年8月はちょうどコロナ禍だったこともあり、両親や勤め先の同僚からも反対されました。ですが、以前から「35歳で独立する」と自分の中で決心していましたので、そのタイミングで独立に至りました。