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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客も働く人も輝ける
一つ上を行くヘアサロン

 

個を尊重し、美容師が自由に働き方を選べる環境に

 
名高 では、スタイリスト募集の際は応募した方に自由意思で選んでもらう仕組みということですか! おもしろいですね。
 
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鈴木 働き方はライフスタイルと密接に関係しているので、フリーから社員になる場合もあれば、逆に社員からフリーに移行する場合もあっていいと思います。お客様と美容師共用の託児所を設けたのも、一人ひとりのライフスタイルの変化に対応できるようにしたかったからなんですよ。
 
名高 その託児所というのは、お客さんが子どもを短い時間遊ばせておけるような場所でしょうか。それだと、1日働く美容師さんの場合は難しいのでは?
 
鈴木 キッズスペースだけだと長時間は預けられません。でも当サロンで設けている託児所には保育士さん2名が常駐しているので、食事やお昼寝の際も見てもらえます。何か心配事があればすぐに知らせてくれますから、仕事にも集中しやすいはずです。
 
名高 へえ、それなら安心ですね! 
 
鈴木 美容師が求めているのは何より働きやすく、かつ自分の目標に合致している環境です。集客だけではなく、意欲のあるスタッフ確保のためにもサロン全体の差別化が必要で、報酬体系や託児所の整備もその一環と考えています。
 
名高 そういった取り組みをされているのは、鈴木社長のもとで働く美容師さんたちを大事にされているからなのでしょうね。
 
鈴木 ええ。私はスタッフ一人ひとりを大事にし、それぞれの夢を一緒に叶え続けられるサロンの仕組みをつくり続けることを大切にしています。経営者として自分が先頭を切って前に出るのではなく、後ろから支え続けるプロデューサーの役目として、常に会社の環境をより良く変化していけることを考えているんですよ。
 
名高 素晴らしいです。一方で、サロンとしてのサービスにも鈴木社長の目指すものが反映されていると思います。どんな特徴があるのか教えてください。
 
鈴木 お客様に座っていただく場所はすべて半個室になっていて、施術には最初のカウンセリングから最後のアフターフォローまで1人のスタイリストが対応します。ですから、周りの目を気にせず、ゆったりとした時間を過ごしていただけます。
 
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名高 シャンプーはこの人、カットはこの人と担当が分かれているより、1人の方がじっくり向き合ってくれたほうが気分的にも楽ですよね。実際にお客さんの反応はどうですか?
 
鈴木 私が担当しているのは40代以上の方が多く、前の勤め先のお店にいた時から通ってくださっている方もいらっしゃいまして。当時は施術中にアシスタントの子と交代することもあったので、「全部やってくれて安心できる」とおっしゃってくださいました。
 
名高 以前のお店の時から通われているとはすごい! リピーターさんも多そうです。今も現役でハサミを握っている鈴木社長ですから、どうすればお客さんに喜んでもらえるのかも手に取るようにわかるんだろうなぁ。