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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

アスファルト合材事業で 未来のインフラに貢献
山梨アスコン株式会社 代表取締役 三浦勝実

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 アスファルト合材や道路舗装材料、道路廃材などの製造販売を行っている山梨アスコン株式会社さん。まず、三浦社長のこれまでの歩みをお聞かせください。
 
三浦 私は業界最大手の株式会社NIPPOへ就職し、公園や道路舗装に用いる合材をつくる仕事に携わってきました。そこで経験を積んだ後、2016年にNIPPOの子会社となる弊社を任されることになったんです。68歳になった現在のこの業界でのキャリアは通算50年になります。
 
宮地 これは驚きました! 約半世紀も地域のインフラを支える事業に携わってこられたのですね。
 
三浦 ええ。1955~1973年ごろの高度経済成長期において、高速道路や空港舗装などにアスファルトは数多く用いられていて、全国で7000万tほど製造されていたんです。現在では4000万tくらいまで減ったものの、新材から剥がしたものを砕いてリサイクルする再生合材の需要が高くなりました。弊社で扱っているのもそういった「アスファルト混合物」で、リサイクル率99%を達成しています。
 
宮地 SDGsにもしっかり対応されているんですね。そんな三浦社長がお仕事をするうえで心がけていることは何でしょう?
 
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三浦 「確かなものづくり」です。現在は機械で合材を製造できますけど、必ずしもそれがお客様に満足していただけるとは限りません。合材は色やツヤ、しっとり感を出すことが大事です。私にはこれまで培ってきたキャリアと実績があるので、実際に見て触れることで製品の善し悪しがわかるんですよ。だからこそ、お客様に高品質な製品を提供できる自信があります。
 
宮地 三浦社長がこの仕事に誇りを持っていることが伝わってきますよ。
 
三浦 もちろんです。それだけでなく、お客様とのコミュニケーションも大事にしています。会話を重ねれば相手の意図を汲み取ることができますから、ご要望に沿った業務を行えるんです。そのようにしてお客様との信頼関係を構築しています。
 
宮地 コミュニケーションが円滑だと、お客さんとしても相談しやすいでしょうね。
 
三浦 弊社で働くスタッフとも積極的にコミュニケーションを取り、作業で事故やケガが起こらないよう徹底しています。スタッフが安全に働けるよう、常に気を配っていますよ。また、風通しの良い職場づくりに努めており、毎年春と秋にはバーベキュー大会を開催しているんです。お酒好きで朗らかなスタッフが多いので、イベントを通して盛り上がっています(笑)。