
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
松村 もともと私は、片付けが苦手な子どもでした(笑)。独り暮らしを始め、「物を減らせば散らからない」ことに気付き、一時期は炊飯器も掃除機も持たないミニマリストに。当時はレストランやホテルで接客教育の仕事をしており、結婚後は専業主婦になりました。結婚後、家族が増えるにつれ家の中にはまた物が増えるようになっていったんです。ただ減らすだけでは、物が増えればリバウンドするのだと気付き、物との付き合いに悩みました。整理収納について学び、主婦でもお金をかけずにできる片付けやインテリアがないかと20年近く試行錯誤してきました。そんなある時病気で入院することになったんです。
石黒 それが、松村代表にとって大きな転機になったのでしょうか。
松村 はい。このまま仕事をせず、好きなことにもチャレンジせず専業主婦のままだと、人生を後悔するかもしれない。そう考えて家族と話し合い、「好きなことを仕事にする」という条件で仕事に復帰。以前から趣味でいろんな方のお家の片付けやDIYをお手伝いしていたことからご縁もあり設計事務所&工務店に雇っていただくことができました。そして2年ほどの勤務を経て2021年に独立しました。
石黒 その大好きなお仕事について、あらためて詳しくお聞かせください。

石黒 わかります! 私も、同じ悩みを抱えていろいろと試行錯誤しました。
松村 そこで私はインテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー、整理収納教育士、クリンネスト等、5つの資格と、専業主婦の経験を生かし、お片付けやインテリアについてアドバイスを行っています。最近はプチプラがブームとはいえ100円ショップばかりに頼るのではなく、10年後を見据え本当に必要なところにはお金をかけ、見栄えもよく掃除がしやすい、そんな住まいづくりをサポートしています。