プロフィール 広島県出身。専修大学卒業後は、繊維業界に進む。約4年大手デパートなどへの卸業で経験を積み、先輩と独立するも事業が失敗。33歳で建設業界へ転職する。11年勤めた建設会社からの地方転勤の辞令が下りたのをきっかけに、1991年に独立。株式会社 山陽工業を設立した。顧客との時間・金銭・約束の順守をモットーに、大型マンションや学校プールの防水・塗装など幅広い施工を手がけている。【
インタビュアー 岩崎恭子(元競泳選手)
岩崎 防水や塗装の工事をメインに、足場架設や左官、内装、建築物の改修・維持・保全のコンサルティングなど、幅広い業務を行っている株式会社 山陽工業さん。戸建てや大型マンションのみならず、学校や施設のプールの修繕も手がけているとお聞きしました。水泳教室やイベントで全国を回っているので、私にとってプールは身近な存在なんですよ。お話を聞くのを楽しみにしてきました。山本社長はこの業界では長いのでしょうか。
山本 独立して32年、業界でのキャリアは40年になります。起業したタイミングは、岩崎さんがバルセロナオリンピックで金メダルを獲られた年ですね。
岩崎 確かにそうですね! ご縁を感じます。山陽工業さんの施工実績を拝見したところ、学校の校舎やプール、高層ビルに大型商業施設、放送局などの大規模修繕もありましたね。建築物の改修・保全はすべて山陽工業さんにお任せしたくなる印象です。ずっと建設業界一筋なんですか?
山本 そうでもなくて、以前は繊維会社に勤めていました。アパレルの卸・製造販売に携わっていたんです。
岩崎 畑違いの業界に転職されたのですね。山本社長のこれまでの歩みに、いっそう興味が湧いてきましたよ。