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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

中濃地域から盛り上げ 林業のおもしろみを発信
GRE株式会社 代表取締役 平田和也

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 GRE(ジーアールイー)株式会社さんは、岐阜県美濃市で建築業や剪定作業を手がけていらっしゃるとうかがっています。平田社長は、もともと建築のお仕事をされていたんですか?
 
平田 社会人第一歩から土木・建築の仕事でした。地元で5年ほど経験したのちに大阪へ移り、ご好意のあった企業からお仕事のお話をいただきながら業界を転々としていた時期もあります。そこからコロナ禍もあり地元へ戻ろうと考えた際に、せっかくなら大阪で培った経験を活かして自分で何かをやりたいと一念発起し、昨年2021年の4月に独立に至ったんです
 
畑山 なるほど。大阪で学ばれてきたことを、地元で活かして事業を展開されている、と。現在は土木だけではなく、庭や空き地の雑草処理をはじめ、林業なども手がけていらっしゃるそうですね。
 
平田 そうなんです、樹木の伐採や山林管理にも携わっています。最近では、地元の林業業者と連携して下刈りや伐採や枝打ちの山の仕事なども手がけているんですよ。現在は18haの山の仕事を行っています。
 
畑山 18haって、もはや想像できない広さだなぁ(笑)。
 
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平田 2haで東京ドーム約1個分と言われていますからね。そう考えると、すごい広さですよね(笑)。このあたりは個人で山を保有されている方も多いこともあって、高齢化に伴い手入れ・管理が滞ってしまう状況に陥っています。山にはヒノキやスギ、そしてマツタケなど、資産価値がたくさんあるにも関わらず、それが蔑ろになっている現状です。個人と業者との協力のもと、管理・手入れすることにより、林業は資産価値向上を追求できる業界だと思っています。
 
畑山 なるほど。失礼ながら林業は衰退産業だと思っていましたが、違うんですね! 確かに国産の木材やマツタケがたくさん取れれば、輸入品に頼らなくて済みます。管理する人材が足りないだけで、業界としてはかなり魅力がありそうですね。