畑山　地道に運営して実績も多く積んでこられたメモリアルクリーニング神華さん。今後は、どのような展開を考えておられますか？
 
三本　今後はもっと地元の多治見市とのつながりを強めたいと考えています。営利目的だけでなく、純粋にお年寄りのためにお手伝いさせていただきたい気持ちがありますので、そのためにも、介護関係者などの知り合いを増やしたいですね。
 
畑山　地域密着の姿勢で、皆さんのお役に立ちたいと。
 
三本　はい。こちらがご自宅の整理をした後、涙を流して感謝される方もいらっしゃいまして。そうやって遺品整理の仕事をする中で、「人の役に立ちたい」「喜ばれる仕事がしたい」という気持ちが高まりました。例えば、ご自分では大きな家具や家電を動かせないなど、何かお困りの際には、駆け付けてご協力したいんです。
 
畑山　それは地域の方も助かると思いますよ。遺品整理や生前整理のお仕事は、難しい面も多い一方で、やりがいも大きそうですね。
 
三本　おっしゃる通りです。もちろん苦手な作業はあるものの、誰かが行う必要があり、着手しないことには終わりません。逆に言えば、やることで必ず終わりが来ます。私は、この仕事に自信と誇りを持っています。
 
畑山　素敵です。登山で例えるなら、山頂に登ったような達成感があるのでしょうね。