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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然の中でのびのびと 犬を育てるブリーダー
赤天狗 代表 加瀬晃樹

 
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インタビュアー 嶋大輔(タレント)
 千葉県旭市の赤天狗さんにお邪魔しています。ブリーダーである加瀬代表は、きっと子どもの頃から動物がお好きだったのでしょうね。
 
加瀬 ええ、自然が豊かな田舎で生まれ育ったため野鳥などの生き物とふれあう機会が多く、自宅でも魚を飼育するなどたくさんのペットを飼ってきました。ブリーディングを始めたのは18歳のときです。知り合いのペットショップの方が元ブリーダーだったことから、世の中にこういう仕事があると知ったんです。赤天狗という屋号で独立したのは2018年で21歳のときでした。最初は猫のブリーディングからスタートしたんですよ。現在、赤天狗で猫はソマリとラグドール、犬はスキッパーキ、日本スピッツ、柴犬をブリーディングしています。
 
 好きが高じて、この道に進まれたのですね。ところで、スキッパーキという犬種は初めて聞きました。どのような犬なのでしょう?
 
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加瀬 スキッパーキはベルギー原産の犬種で、私はロシアのコンテストでチャンピオンになった犬の子どもを輸入して繁殖させています。キツネのような顔つきで賢く活発なスキッパーキは、まだ日本にはあまりいない、希少な犬種なんですよ。無理に繁殖させると障害を持った子や病気になりやすい子が生まれやすいですし、近い血統や遺伝疾患のある子とはかけ合わせず、優秀でフレンドリーな子の血統を守って繁殖させていただいています。
 
 乱雑な交配で病気になったり、寿命が短くなったりするのは、商売のことばかり考えている人間のエゴですよね。加瀬代表のように誠実な繁殖で、飼育環境にもこだわるブリーダーさんが増えてほしいですよ。その点でも、こちらではまるで牧場のような広大な敷地で動物を放し飼いにしていらっしゃることにとても驚きました。