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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

勉強の楽しさを伝えて やる気を引き出す学習塾
株式会社ネクストエイムズ/かてサポオンライン/わかば学院 代表取締役 勝正

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 千葉県松戸市で株式会社ネクストエイムズさんが運営する学習塾、わかば学院にお邪魔しています。お聞きしたところ、勝社長は長きにわたって教育業界でキャリアを積まれたベテラン講師でおられるそうですね。
 
 この道に入って40年近くになりますね。もともと私自身が大学受験の際に予備校講師の先生に大変お世話になった経験があり、かねてから教育業界に興味を持っていました。そこで、会社を退職して中堅の学習塾で数年間、講師として経験を積みました。その後、某大手予備校で講師として約20年勤務したんです。
 
石黒 全国的にも有名な大手グループですよね。生徒数もかなり多いイメージがあります。
 
 そうですね。一教室で最大250人ほどの生徒に対して指導を行っていました。ただ、内容を理解するスピードは、人それぞれです。そこで、生徒一人ひとりに対して時間をかけて教えることができる個別指導も行いたいと考え、独立してフランチャイズの学習塾を開校しました。
 
石黒 個別に生徒に寄り添うスタイルを選ばれたのですね。しかし、フランチャイズだと、細かい制約も多かったことでしょう。
 
 おっしゃる通りです。塾運営にさまざまな制約があり、なかなか私が理想とする指導ができないもどかしさがありました。そこで、柔軟に地域に合わせられる体制で、自由に学習指導が行える環境をつくりたいと思い、このわかば学院をオープンしました。
 
石黒 なるほど。勝社長が指導を行ううえで力を入れている、大事なポイントはなんでしょうか?
 
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 最も重要なのは、生徒たちが自ら進んで学習するためのきっかけをつくり、やる気を後押しすることだと思います。例えば、学校や塾では勉強しても、家ではついついスマートフォンを手にしてしまったり、趣味を始めてしまったりして、集中できないという生徒が多いんですよ。
 
石黒 わかります。私の子どもたちも、家ではなかなか勉強に集中できない様子でした。でも、勉強の楽しさがわかると、自ら学ぶためのやり方も身に付くようになりますよね。私も学生時代に塾に通っていて、講師の先生から教わったことがおもしろいと感じるようになって、自ら積極的に学ぼうという意欲に結びついたように思います。