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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

リフォーム・建設の新顔
屋根や外壁の修繕に強み

 

地震や台風で傷ついた家の修理を適正価格で

 
glay-s1top.jpg 外装工事のビフォーアフター
外装工事のビフォーアフター
 あらためて、三ツ矢ホームさんが今どんなお仕事をされているのかお聞きしたいです。一口に建設業と言っても幅広いですよね。メインはリフォームですか?
 
村岡 リフォームもやらせていただいているものの、今のところ多いのは地震で瓦が崩れてしまった屋根を葺き替えたり、雨漏りの修繕をしたり、ひびの入った外壁の塗装などの外回りの工事ですね。あとは、外を直していたら「ついでに中も見てくれない?」と声がかかって、内装の注文をいただくこともあります。クロスの張り替えや、時にはお風呂の交換なんかもしますね。
 
 このところ毎年のように台風や地震の被害が出ていますから、修繕の需要が多いのは想像できます。
 
村岡 2021年にまた大きな地震に見舞われた福島県や、数年前に台風で大きな被害を受けた千葉県では地元の業者さんが足りなくなり、派遣という形で私たちも現地に行きました。火災保険の申請から弊社が引き受け、下りてきたお金と一部は実費でご負担いただくなどして、傷んだ家を直す仕事で忙しくさせてもらっていましたね。
 
 そこらじゅうの家という家にブルーシートがかかっている映像をニュースで見ましたよ。それにしても、台風ではがれちゃった屋根も保険で直せるんですね。「火災」と付いているから、てっきり雨風の被害は分野が違うと思っていました。火と雨では真逆の印象ですよね。
 
村岡 証券を見れば風水害とはっきり書いてあるものの、意外とご存じない方が多いですね。自己負担なしで直せた家があった一方、知らずに全額実費で払ってから後で「しまった!」というケースもあるようです。先に被害がわかる写真を撮って申請しないとダメなので、今後のためにも保険証券をよく読んでおいていただきたいと思っています。
 
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 勉強になります。村岡社長のように丁寧に説明してくださる方なら安心なんだけどなぁ。
 
村岡 そう言っていただけると嬉しいです。保険会社に提出する見積もりは私たちのような業者がつくる決まりであるものの、残念なことに、中には法外な金額で申請する同業者もいるそうです。そうすると保険会社からマークされるようになり、ひいてはお客様から見た建設業界全体のイメージを悪くします。実際、それで保険金が下りなくなった業者もあると聞くので、そんなことがないように、弊社は現場の横断幕にも「適正価格宣言」とうたって、うそ偽りがないことをアピールしています。