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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

電気主任技術者を育成し
設備の安全性を高める!

 

知識と経験を生かし電気主任技術者を育成

 
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タージン そうした実績と信用を背景に、電気主任技術者の育成事業にも乗り出したそうですね。
 
藤本 はい。電気主任技術者は、管理できる設備の規模により第一種・第二種・第三種に分かれています。いずれも電気系の国家資格としては、難関の資格で第三種電気主任技術者試験では、近年の合格率は10%未満なのです。そのため、企業が電気主任技術者を雇用したり、設備管理を専門家に委託したりしようとしても、肝心の資格取得者が見つからない人材不足が続いているのが現状なのです。技術者不足に伴い、国家資格の受験日程も本年度から、年1回から年2回に変更されます。そこで私は、自らの手で電気主任技術者を育成する事業を始めたのです。私は、認定資格取得のノウハウを独自に集め、それを活用して、短期間で確実に取得できるようにサポートします。また、資格取得後のバックアップも用意しています。
 
タージン 技術者として電気設備と向き合うだけでなく、急務である人材の確保にも目を向ける。業界の状況に危機感を覚え、敢然と立ち向かう藤本代表の柔軟な発想と行動力には驚きますよ。でも、電気主任技術者の育成はこれまで誰もしていなかったのでしょうか。
 
藤本 資格試験のスクールで近いことはやっているのですが、実は大きな問題点があります。講師のほとんどが電気主任技術者ではない場合が多いのです。スクールの講師は大学で電気工学などを専門に教えている教員や院生。つまり、詰め込む知識はあっても資格の活用に必要な現場経験に乏しいのです。
 
タージン それでは、短期間で電気主任技術者を育成するのは難しいでしょうね。
 
藤本 ええ。しかも電気設備は日々絶えず進化しているため、5年前の知識では対応できないほど変わり続けているのです。私たちは現場の第一線で仕事をしていますので、常に最新の設備と接しています。その点が弊社の大きな強みなのです。
 
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タージン なぜ、藤本代表はそこまで業界のために尽くすことができるのでしょう。
 
藤本 電気主任技術者がベテランばかりになってしまうと、活動が頭打ちになり社会的な価値も下がってしまいます。私は、この業界の未来のために若い技術者を増やし、世間での知名度を上げていきたいのです。ただ、昔のように「見て覚えろ」「技術は盗め」のままでは人材が育ちません。そこで、私を含め高度な知識と豊富な経験を持つ本物の電気主任技術者を講師に揃え、丁寧なサポートで生徒さんを合格へ導いているのです。