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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

電気主任技術者を育成し 設備の安全性を高める!
藤本電気設備管理事務所 代表 藤本恵介

 
プロフィール 大阪府出身。工業高等学校の電気科を卒業し、電気設備維持管理の仕事一筋で経験を積む。経験をもとに2018年に独立し、藤本電気設備管理事務所を立ち上げた。高圧電気設備の維持管理業務にとどまらず、自身も保有する電気主任技術者の育成にも注力。コワーキングスペース「チャイルドオフィス草津」の運営もスタートするなど、地域貢献にも尽力している。【ホームページ
 
 
 
国家資格の中でも取得が困難とされるものの一つに挙げられる電気主任技術者。この資格を持ち滋賀県草津市で電気設備の維持管理を手がけるのが、藤本電気設備管理事務所の藤本恵介代表だ。若手の技術者を育成し業界の認知度を上げるため、藤本代表は優秀な講師を揃えた電気主任技術者の育成事業もスタートした。コワーキングスペースをオープンして地元の活性化にも貢献するなど、柔軟な発想で新たな時代を切り開いている、その活動に迫った。
 
 
 

電気設備の維持管理を担う電気主任技術者

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 滋賀県草津市の藤本電気設備管理事務所さん。今日は藤本代表が手がける高圧電気設備関連事業、電気主任技術者育成事業、コワーキングスペース「チャイルドオフィス草津」の運営という事業の三本柱について一つずつお聞きしていきたいと思います。藤本代表ご自身も、電気主任技術者の資格をお持ちだそうですね。
 
藤本 はい。工場などで使用する電気は、電力会社から6600ボルト以上で供給されたものを、自社の設備で100ボルト、200ボルトもしくは、それ以上の電圧に変換します。この際に使う設備の維持・管理を担うのが電気主任技術者なのです。
 
タージン 高電圧の電気を安全に使用するために欠かせない人材というわけだ。藤本代表は、生粋の技術者という印象を受けます。ご経歴を教えていただけますか?
 
藤本 工業高等学校の電気科を卒業し、社会に出てからは電気設備の維持管理一筋に生きてきました。工場、オフィスビル、商業施設、病院など維持管理する建物はさまざま。特に病院の電気設備は人命に直結するものです。そのため、通常の予備電源と異なる設備を備えるなど特殊な設備であるケースが多いのです。そうした設備管理の経験をもとに、2018年に独立したのです。
 
タージン 長年にわたる経験の中で、高度な知識と技術を培い、独立を果たしたわけだ。私たちの暮らしは電気がなくなると何もできなくなってしまいます。確かなノウハウをお持ちの藤本代表に設備を管理していただければ心強いですよ。
 
藤本 ありがとうございます。私もお客様の立場に立って、その場しのぎのコスト削減ではない、中長期的なコスト削減を念頭に置いた効率的な電気設備の運用をアドバイスし、お客様から信頼を寄せていただけることに大きな喜びを感じています。時には、この業界の常識から、抜け出した提案なども行っています。もちろん、法的に違反しない方法です。