自家製野菜でおもてなし
メニューのない居酒屋

名高 今はカットされた状態の野菜も売っていますし、今後もどんどんそういうお子さんが増えていくかもしれませんよね。
芹沢 ええ。そこで、来店された子ども連れのお客様には、子どもたちに野菜を収穫してもらう機会も設けているんですよ。中には自分で収穫したことで苦手だった野菜でも不思議と食べられる子もいるなど、過程を知ることの大切さを実感しています。ちなみに私はハチミツが大好きでして、自分でハチミツを取る体験をして1匹のミツバチからはスプーン1杯分のハチミツしかとれないと知ってから、それまで以上に感謝しながらいただくようになりましたね。
名高 そういうストーリーを知ることが、食材への感謝の気持ちにつながっていくわけですね。芹沢社長が描く、今後のビジョンをお聞かせください。

名高 いきいきと働く芹沢社長の姿は、シングルマザーの方にとっても励みになると思います。それにしても、メダカ屋とは驚きました(笑)。私の息子もメダカ好きで、集めていた時期があったんですよ。
芹沢 メダカが家にいると餌やりなどのルーティンが生まれるので、生活が豊かになるんですよね。犬や猫は難しいという方でも比較的飼いやすいと思うので、おすすめです。
名高 私も若い時からやりたいことだけをやって生きてきた自由人なので(笑)、好奇心のままに走り続ける芹沢社長の姿にとても共感しました。型にはまることなく、自由な発想で楽しみながら人のために尽力する芹沢社長。今後のご活躍が楽しみです!
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事が「なぜ」楽しくないのかを追求してみると、案外、理由が単純であることがわかります。そうすれば自分が本当に求めていることに気付けて、自然と楽しむ気持ちが生まれるかなと思いますよ。
(芹沢志穂)