プロフィール 和歌山県出身。高校卒業後、大阪へ出て社会人としてのキャリアをスタート。飲食関係やガソリンスタンドの仕事を経験した後、運送業に大きな可能性を見出し、大手物流会社でドライバーとして働き始める。ノウハウを蓄積し、独立。個人事業主を経て、2015年にホワイトキャブを立ち上げた。人材の採用・育成に注力し、さらなる拡大を目指している。【ホームページ 】
コロナ禍による巣ごもり需要の拡大とともに、宅配事業の需要が増加。それと同時に激務にさらされる軽貨物ドライバーも多くなり、労働環境の改善などが課題となっている。業界では人材不足も叫ばれる中、ホワイトキャブはこの3年間で従業員数を10倍にしたという。なぜここまで人材を採用することができたのか。代表の境貴通氏と現場責任者の境貴法氏に、人材確保や育成方法、仕事に対する思いなどをうかがった。
大阪市城東区、北区の配送を手がける

インタビュアー 濱中治(野球解説者)
境(貴通) 私は和歌山県で生まれ、高校卒業後、大阪に出てきました。飲食関係、ガソリンスタンド、大手物流会社のドライバーを経て2015年にホワイトキャブを開業し、現在に至ります。
濱中 私も和歌山県の出身で大阪に出てきたので親近感が湧いてきました! 貴法さんはこの仕事をしようと最初から決められていたんですか。
境(貴法) いいえ、以前はまったく異なる仕事をしていました。22歳のとき、父が会社を開業したタイミングで転職したんです。
濱中 親子で仕事ができて素敵ですね。お父さんが一番嬉しいんじゃないですか。
境(貴通) やはり、安心感がありますね。現在の主な配送品は、お客様がインターネット通販で購入した商品です。朝、物流倉庫に荷物を取りにいき、お客様の時間指定に合わせて配送していきます。配送エリアは大阪市の城東区と北区。請け負った荷物をすべて、決まった日時に配送しなければいけないので、私だけで現場を管理するのは大変だっただろうなと思います。