
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
西村 結婚した妻の実家が兵庫県加古川市のうなぎ屋だったんですよ。義父はうなぎ店を開業する際、自ら足を運んで各地のうなぎを食べ歩き、最もおいしかった浜名湖から独自の仕入れルートを開拓したそうです。そうして、関西では珍しい関東風のうなぎ店としてオープンしたんですよ。
狩野 背開きで蒸してから焼く関東風のうなぎと、腹から開いて焼き上げる関西風のうなぎはよく比較されますね。私は群馬県の生まれなので、関東のうなぎが親しみ深いです。しかし、関西で関東風のうなぎを提供するのは勇気が必要だったのでは?
西村 ええ、それでも義父は店を成功させました。そして、手伝いをしていた妻との結婚をきっかけに私の地元である舞鶴に当店を開き、私が店主となったんです。関東風のうなぎ店はほとんど見当たらない地域だったものの、義父の店の技術やタレを引き継いで、のれん分けのような形で2015年から続けています。

西村 当店は西舞鶴駅から徒歩15分、または舞鶴西ICから車で約10分です。すぐ近くに「とれとれセンター」という観光施設がありますので、目印になるかと思います。営業時間については、時期によって変動があるほか、うなぎがなくなり次第終了とさせていただいておりますので、来られる際にはお問合せいただくのが確実ですね。また、当店のコンセプトは本格的なうなぎ料理をお出しすることでして。お客様のご注文を受けてから蒸し始めるので、ご提供するまでに30分から40分ほどかかります。