
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
尾西 はい。ほかにも、近隣家屋や道路にはみ出てしまった樹木の剪定や伐採も手がけています。大阪や神戸を中心に、戸建てからマンションまで幅広く対応しているんです。
八木 私も自宅の庭の木をメンテナンスしたことがあります。でも、木はどんどん大きくなりますし、自分の手に負えなくなってくるんですよね。
尾西 わかります。最近はご自分で庭づくりをされる方が増えてきました。そういった方々に造園に関するアドバイスを行ったり、実際にお手伝いをしたりすることもあります。
八木 自分で定期的にメンテナンスすることには限界があると感じます。剪定の行き届いているお庭はきれいですし、プロの力を借りるのが一番ですよね。
尾西 お客様には仕上がりに満足していただきたいので、造園のプロとしてしっかり意見をお伝えしています。もちろん、お客様の要望を加味したうえで、ご提案させていただきますよ。
八木 プロ目線のアドバイスがもらえるのは心強いです。お話をうかがっていると、尾西代表は庭づくりを楽しんでいるのだと感じますよ。
尾西 私だけでなく、スタッフも庭づくりが好きで向上心を持った人材ばかりです。20~30代の若手が多く、中には女性もいますよ。現場に女性がいるだけで雰囲気も変わりますから、お客様からの評判もいいんです。
八木 造園業は高齢の方が多い印象ですから驚きです! 若い方なら今の時代に合わせた柔軟な発想が生まれると思いますよ。
尾西 私も若くしてこの業界に飛び込みました。新人の頃は、現場を掃除することが仕事の基本と親方に教わったんです。ですから今でも大切にしているのは、掃除を徹底し、現場をきれいに納めること。これは造園業の基本として、私の意識に染みついていますね。ですからスタッフにも掃除の大切さを伝え、実践してもらっています。

尾西 伝統を守りながら、新しいことにも挑戦できるのがこの仕事の魅力ですね。これからも勉強を続けながら、クリエイティブな仕事をしていきたいです。
八木 古い業種というイメージがある造園業を、若い人材ならではのパワーで盛り上げてほしいです。これからも「尾西流」を伝承していってください!
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事を遊びと思うことです。遊ぶことを楽しめば、仕事も本気で頑張れると思っています。
(尾西拓磨)