コック歴35年、本場の一流店で腕を磨く

インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
山越 こちらこそ、子どもの頃から知っている鶴久さんにお会いできるということで、今日は一番の“戦闘服”で参りました(笑)。
鶴久 かっこいいです! 山越オーナーは本場イタリアで修業のご経験があるそうですね。聞くところ、ミシュランで2つ星の名店でも腕を磨かれたとか。
山越 はい。10代半ばから群馬や東京で厨房の仕事に就き、20代に入ったタイミングで「よし、イタリア行こう」と思い立ちまして。イタリアでレストランを名乗る店は特別なプライドを持っていますから、食材選びや調理技術はもちろん、仕事に対する厳しい姿勢まで、たくさんの良い経験を持ち帰ることができました。
鶴久 デビューした私を子どもの頃に見ていた年代ということは、料理の世界でのキャリアもかなり長いですよね?
山越 今年2022年で50歳、コック歴は35年になります。小学生の頃、仕事で忙しい親の代わりに弟、妹の食事をつくっていたのもカウントしてよければ40年ですね(笑)。