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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全員野球の精神で!
群馬の建築業をリード

 

何事も楽しむ姿勢で、苦難を乗り越えてきた

 
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鶴久 遠藤社長はどのような経緯で建築業界へ進まれたのですか?
 
遠藤 大学時代に子どもを授かり、ともかく働かなければいけなかったんです。教員免許も取得していたのですが、建築会社に入り大工として数年間修業しました。また、他にも事情があって、よりお金を稼ぐ必要に迫られまして。それで、昼間は建築現場、夕方から朝までコンビニの接客を掛け持ちして働きました。さらに、ご縁のあった清掃会社さんから「もっと稼ぎのいい仕事がある」と紹介され、しばらくはパチンコ店の清掃の仕事にも従事していました。人のつながりに助けられたものの、大変でしたよ。
 
鶴久 うわぁ・・・。寝る時間もなさそうだ。
 
遠藤 それでも乗り越えられたのは、野球を経験していたからでしょうね。当時、辛くて極限状態にあったとき、「このきつさを楽しめば自分は変われるかも」と思ったんです。経済力のないうちの結婚や育児など、困難が重なって挫けそうになるたびに、野球で鍛えた魂のおかげで「この状況を楽しもう!」と発想を転換でき、多様なスキルを身につけられました。
 
鶴久 マイナスの気持ちを自らプラスに変えて歩まれてきたのですね。感心します。その後、どのタイミングで独立されたのでしょう?
 
遠藤 30歳のときです。2年間は個人事業主として経験を積み、3年目に法人化しました。2022年で8期目になります。現在、従業員は私を除いて3名。それぞれに子どもがいるので、その子たちが社会人になるまでは責任を持って会社を続けるつもりです。社会保険なども整備し、従業員にもそのご家族にも安心して生活してもらえるよう努めています。
 
glay-s1top.jpg 地域密着。顧客の要望に応える丁寧な施工を実施
地域密着。顧客の要望に応える丁寧な施工を実施
鶴久 立派な経営者ぶりですね! 私も個人事業主なので事業を切り盛りする大変さは想像できます。ましてや法人化した会社の経営となるとスタッフさんやご家族のことも考えなくてはならないですよね。
 
遠藤 一人親方が増えている中、社会保険や労災に入っていないと仕事を受けられない現場が主流になってきています。そういった業界の変化にも、弊社は対応できていると思います。
 
鶴久 スタッフさんにとっても働き続けられる場が確保されているわけだ。遠藤社長は、時代の流れを見越した先見性と駆動力をお持ちだと感じました。今後の建設業界でも重宝されそうです。
 
遠藤 励みになります! 従業員やそのご家族を守りながら、最高の仲間とより良い仕事をしていきたいです。