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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

時代に合わせた対応で 薬剤師が健康をサポート
有限会社セブンプロジェクト 代表取締役 七海陽子

 
プロフィール 奈良県出身。薬剤師として保険薬局を営む両親のもとで育つ。薬剤師となり、神戸の薬局で修業を積んだ。両親が営む薬局の店舗が増えたこともあり、要請を受けて(有)セブンプロジェクトに入社。現在は奈良市内で3店舗、京都府木津川市で2店舗の保険薬局を経営するほか、介護や薬の情報発信にも力を入れ、東南アジアの医療を充実させる活動にも取り組んでいる。【ホームページ
 
 
 
保険薬局を軸にデイサービスの運営、薬・薬剤師・介護に関する情報発信や人材育成、さらにカンボジアの医療発展にも貢献する企業。それが奈良県奈良市の有限会社セブンプロジェクトだ。七海陽子代表取締役は、多彩な活動を続けながらも地域に根付いた薬局であり続けることを重視。薬のことで困ったら、なんでも気軽に相談できる昔ながらの薬局を理想に掲げ、今日も人々の健康のために全力で走り続けている。
 
 
 

保険薬局を中心に幅広い事業を展開

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 有限会社セブンプロジェクトさんは、薬局を中心に幅広い事業を展開していらっしゃいますね。
 
七海 はい。奈良市内で3店舗、京都府木津川市で2店舗の「薬局セブンファーマシー」を経営し、木津川では2003年からデイサービスも運営しています。また、1994年から薬剤師による在宅訪問サービスも展開してきました。無菌調剤設備も完備しており、自宅で療養したい地域の患者さんの在宅医療に長年取り組み、医療ケア児のための小児在宅医療も以前から行っています。地域の薬局の取り組みが社会貢献につながっているかを検証するため2010年から大阪医科薬科大学の恩田光子教授と社会薬学研究を行っており、論文発表もしています。その他にも医療や介護に関する市民講座の開催や、薬剤師の教育、海外医薬関連など医療・福祉の分野でさまざまな事業を展開したり、情報を発信したりしているんですよ。
 
タージン お忙しそうな日々ですね。どういった経緯で現在に至ったのでしょう?
 
七海 弊社は、共に薬剤師だった私の両親が1981年に創業した会社です。実は当時あまり薬に興味がなかったものの、やはり会社を引き継げるのは自分しかいないと決意して薬剤師の資格を取り、神戸の薬局で修業を始めました。ただ、すでに5店舗を経営していた両親から「すぐに戻ってきてくれ」と請われまして、恩師に相談したところ「今、帰らずにいつ帰るの」と激励されて弊社に移ったんです。結果的に、それが自分のためにもなりましたね。
 
 
 
 

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