まだまだ使える日本の医療機器に注目

インタビュアー 石黒彩 (タレント)
加茂 はい。自動車を輸出している会社がついでに医療機器も輸出しているケースはよくあるものの、医療機器に特化して輸出している弊社のような会社は珍しいと思います。
石黒 どのような医療機器を取り扱っておられるのですか?
加茂 メインは胸部、腹部、脳出血などの検査を行うCTや、脳、脊髄、関節、がんなどの検査を行うMRIといった大型の医療機器です。一台数億円するものが多く、特に発展途上国などでは導入が難しいんです。しかし、中古であれば買いやすくなります。
石黒 CTやMRIについては詳しく知らないものの、周囲の人からは話をよく聞きます。医療に役立つ高度な精密機器ですよね。
加茂 おっしゃる通りです。日本の医療機器は定期的にしっかりメンテナンスを行っているので、使わなくなったからといって捨てるにはもったいないんですよ。発展途上国以外に先進国でもニーズがあるので、弊社では買い取りにも力を入れています。私自身メーカーで長く技術者として働いていたので、人脈やノウハウをたくさん持っているんです。