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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

足場づくりや鉄骨工事 建設現場を支える仕事
株式会社アイアンクラフト 代表取締役 加瀬友規

 
プロフィール 10代半ばから社会人生活をスタートし、建設業界で働き始めた。建築工事を行うための足場をつくるとび職などを経験。20代前半のときに建設業界から離れ、運送業に転職した。その後、再び建設業界に戻り、鉄骨工事などを請け負う仕事に就く。2017年、念願の独立を果たし、(株)アイアンクラフトを設立。千葉県と埼玉県に拠点を置き、各種工事を請け負っている。【ホームページ
 
 
 
マンションやビルなどの建物に欠かせない鉄骨工事。建物の骨組みをつくる重要な仕事で、やりがいも大きいが、細心の注意を払いながら動かなければいけない。株式会社アイアンクラフトは、そんな鉄骨工事などを請負う会社だ。右肩上がりの成長を続ける中で、将来は事業拡大して、より大きな仕事を受注するとの目標を掲げている。「そのためには現場のスタッフたちの育成が必須」だと、加瀬友規代表取締役は語ってくれた。
 
 
 

スタッフが安心して働ける環境づくりを

 
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インタビュアー 八重樫東(元ボクシング世界王者)
八重樫 鉄骨工事や機械器具設置工事を請け負う株式会社アイアンクラフトさんにお邪魔しています。まずは、加瀬社長の歩みから教えてください。
 
加瀬 10代の頃から足場をつくるとびの仕事をしていました。20代半ばで、トラックの運転手に転職したものの、「何か形になるものを残す仕事がしたい」と思い、再び建設関係の仕事に戻ったんです。
 
八重樫 確かに建物は形で残りますね。独立されたのはなぜですか?
 
加瀬 個人事業主として仕事を請け負っていた頃、怪我をしたときに元請けの会社が保険を使わせてくれなかったのです。いわゆる労災隠しです。妻も不安そうでしたし、将来を考えての決断でした。
 
八重樫 ご自身で会社を立ち上げ、雇う側の立場になって良い会社をつくろうと考えられたわけですね。
 
加瀬 ええ、スタッフを守れる会社をつくろうと思いました。保険などを整える一方で、面接時には危険が伴う仕事なので責任感や注意力を持ってほしいともしっかり伝えています。独立当初は大変だったものの、妻が協力的で助けてもらいましたね。