
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
澤田 当スクールは0歳から大人までを対象に、「やりたいことや興味のあることを英語でやってみよう」という教室です。コンセプトは親御さんが安心してお子さんを預けられて、子どもたちも「毎日が楽しい!」と感じられる居場所にすること。お絵描きやクッキング、歌を歌ったり映画を見たり、アナログゲームで遊んだりつくったりと、さまざまな活動を通じて英語を身に付けながら、社会で役立つ引き出しを増やし、あらゆることに興味を持てる人を育てる活動に取り組んでいます。
八木 そのユニークな発想には、澤田代表のご経歴が関係しているようですね。
澤田 そうなんです。私は自由な学生生活を送るため、選択できる授業の幅が広い新設の六甲アイランド高校に進学し、初代生徒会長として充実した3年間を送りました。卒業後は英語の教員になるため、アメリカ留学と教員免許の取得ができる龍谷大学に入学したんです。その後さっそくハワイに留学したものの、日本人が多い環境に物足りなさを感じ、ウィスコンシン州ミルウォーキーの語学学校に変更し、英語漬けの生活を満喫しました。
八木 澤田代表のチャレンジ精神は本当に素晴らしいですね。その後の冒険は?

八木 高校の先生という職を辞してまで、スクールを立ち上げた理由が気になります。
澤田 私が高校に勤務して感じたのは、何のために、何をするために大学へ行くのかという夢や目的を持たず、ただ漫然と勉強している子どもがあまりにも多いという現実だったんです。アメリカで自分らしく、今を楽しむことの大切さを知った私は、「こんな大人になりたい」と子どもたちに感じてもらえる姿を見せようと独立を決意しました。