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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

従来のイメージを覆す カフェのような介護施設
合同会社一言之信/さーびすゑんドゥジュール 代表社員 稲葉知宏

 
プロフィール 兵庫県赤穂市出身。高校では電気科で学ぶも、人助けをする仕事への強い思いから介護業界を志望し、福祉系の大学に進学。大学を卒業後は、有料老人ホームやデイサービス施設などに勤務し、20年以上にわたって介護事業の経験とキャリアを積んだ。2022年に独立し、(同)一言之信を設立。東京都足立区にて地域密着型の通所介護事業所・さーびすゑんドゥジュールを運営している。【ホームページ
 
 
 
シックな色調でラグジュアリーな雰囲気を持つ落ち着いた空間。一見するとカフェやホテルのラウンジのように見えるこの施設は、東京都足立区にある通所介護事業所・さーびすゑんドゥジュールだ。同施設を運営する合同会社一言之信の代表社員である稲葉知宏氏は、利用者の個性を尊重し、毎日でも通いたくなるほどの魅力ある施設にしたいとの思いから同社を立ち上げたという。そこには、稲葉代表の介護事業にかける強い思いがあった。
 
 
 

おしゃれなカフェのような介護施設

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 東京都足立区で合同会社一言之信さんが運営する通所介護事業所、さーびすゑんドゥジュールにお邪魔しています。施設の中は、まるでおしゃれなカフェのようで驚きました!
 
稲葉 ありがとうございます。既存の介護施設にはないラグジュアリーな雰囲気の施設をつくりたいと考え、今年2022年の3月にオープンしました。
 
矢部 室内もアロマの良い香りで癒されますね。でも、なぜこのようなデザインにしようと思われたのか気になります。稲葉代表はもともと介護のお仕事なさっていたんですか?
 
稲葉 はい。大学卒業後から介護業界で働き始め、業界歴は約20年になります。私は子どもの頃、体が弱くて病気がちでした。それで家族や周囲の方々に助けていただいた経験から私も困っている人を助けたいと思うようになり、この業界に入ったんです。ただ、時代の変化とともに利用者様の趣向や価値観も変わっていく中、既存の介護業界の考え方のままで対応できるのかと疑問を持つようになりました。そして、私が理想とする施設が見つからなかったため、自身で開業しようと思い立ったんですよ。
 
矢部 まさに業界の既成概念を覆すようなお考えがあったんですね。サービスのこだわりなどについても、詳しくうかがっていきたいと思います。