プロフィール 和歌山県出身。大手総合電機メーカー子会社のコンピュータ関連部署に勤務後、父と共に土木工事会社を立ち上げるべく、建築会社で6年ほど修業を積む。その父が会社設立を前に他界したため、一人で個人事業主として独立した。2016年、タクミ建設(株)として法人化。現在はリフォーム工事を中心に幅広い施工に対応している。地域の消防団に所属し、分団長としても活動中。【ホームページ】
新築建築費の高騰から、リフォーム工事の重要が近年ますます拡大しているという。和歌山市に拠点を置くタクミ建設株式会社は地域密着を掲げ、顧客のニーズにぴったりと合ったリフォーム工事を提供。独立後10年近く苦労を味わいながらも、人との縁を大切に着実に実績を残してきた大屋卓二代表取締役は、自社を地域住民に愛される建設会社へと成長させた。「住まいの悩みはなんでも相談してほしい」と語る大屋社長の、胸の内に迫った。
和歌山に根付いて住宅工事を手がける

インタビュアー 濱中治(野球解説者)
大屋 そうなんです。今年2022年6月、市営住宅の空き室の工事にお邪魔したところ、野良猫が住みついていたようで、子猫を産んでいたんですよ。隣の部屋の住人の方から「どうにかできないか」とご相談いただき、ならば弊社で育てようと引き取ることにしたんです。
濱中 大屋社長の優しいお人柄が伝わってきます。そんな大屋社長が手がける、御社の事業内容をあらためてお聞きしましょう。
大屋 先ほど濱中さんからご紹介いただいたように、弊社は住宅工事全般を行っています。新築からリフォームまであらゆる工事を承っているものの、特に多いのはリフォームのご依頼でしょうか。新築の建築費が高騰しているので、ご自宅の不具合を直したり模様替えをしたりしながら、長く同じ家に住み続けようと考える方が増えている気がしますね。
濱中 なるほど。新型コロナウイルスの流行で自宅で過ごす時間が増えたことで、少しでも住まいを快適にしようとリフォームを決断する人も多いのでしょうね。