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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

医療コーディネートで 最適な在宅療養を支援
株式会社コネクトケア/訪問看護ステーション結(ゆい) 代表取締役 大田智子

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 和歌山県橋本市で訪問看護ステーション結(ゆい)を運営されている、株式会社コネクトケアの大田社長にお話をうかがいます。まずは、事業の内容を詳しく教えていただけますか。
 
大田 療養生活を補助する在宅看護や、言語聴覚士による訪問リハビリテーション、プライベート看護などのサービスを、主治医と連携して提供しています。在宅看護では療養上のお世話や病状の観察、医療処置のほか、がん末期・終末期の方向けのターミナルケアも行っていまして。訪問リハビリテーションでは嚥下のサポートや言語障害のリハビリ、補聴器の調整などを実施しているんですよ。プライベート看護は利用回数や滞在時間に制限がないオーダーメイドの保険外サービスで、介護保険や医療保険との併用も可能です。
 
濱中 地域の医療機関と協力し、一人ひとりに合わせた看護や介護のサービスを提供されているのですね。
 
大田 はい。利用者様のご事情をしっかりお聞きしたうえでプランニングし、その方に最適なサポートを提供することで、安心・安全に自分らしく暮らせるためのお手伝いをしています。
 
濱中 言語聴覚士さんによる訪問リハビリは特徴的だなと思います。どのような内容が中心なんですか?
 
大田 声を出すことや、はっきり喋ることが難しい方に対し、言語聴覚士が専門スキルを活かしてサポートします。適切な補聴器の相談や調整のほか、嚥下に対するサポートも行っているんです。ご利用者様が食べたいものへの積極的なアプローチは、大変喜ばれていますね。ご自宅で療養されている方は、生きるうえでの楽しみを食べることに感じておられることが多いんです。ご利用者様が求めているものを食べられると、ご家族の方々もとても喜ばれますよ。
 
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濱中 食は三大欲求の一つですものね。不安なく食べたり話したりできれば、元気も湧いてくると思います。ちなみに、新しいサービスも考えておられるとか?
 
大田 ええ、福祉タクシーを予定しています。車を運転してくれるご家族が身近にいないため、体調が悪くなってもすぐに動けない高齢者の方は多いんですよ。でも事前に福祉タクシーを申し込んでいれば、いざというときも安心です。ご家族が近くにいる場合でも、お金を払ってそれに見合ったサービスを受けるほうが、家族に迷惑をかけなくて良いので頼みやすいとお考えのご利用者様も多いんですよ。
 
 
 
 

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