自身の経験をいかしながら遺品整理を行う

インタビュアー 嶋大輔(タレント)
香川 この仕事は今年2022年で10年ほどになりますね。もともとはコンタクトレンズのメーカーや販売会社で営業職をしていたんですよ。ところが、前職の会社がM&Aによって同業他社に吸収合併されてしまいまして。それを機に退職し、私が44歳のときにこの業界に入ったんです。そして2015年に、株式会社L.A.P東海を立ち上げました。
嶋 40代半ばでそれまでとはまったく異なる業界に飛び込むのはすごいですね。ただ、なぜ遺品整理業を始めたのか、その理由もぜひ教えてください。
香川 実は私が30代の頃に父が他界しまして。私は兄弟と一緒に、父の遺品整理をすることにしたんです。しかし、数多くの遺品を仕分けるのは非常に大変でした。当時は遺品整理の業者は一般的ではなかったので誰にも相談できず、捨てるにしてもどう捨てればいいのかわからないという状態だったんですよ。そうした経験もあって、私たちのように遺品整理で困っておられる方が多くいることを知り、そのような方のお力になりたいと考えたんです。
嶋 なるほど。ご自身の経験がもとになっていたわけですか。今日は香川社長のお仕事への思いを詳しくうかがっていきましょう!