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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

誠実な姿勢で取り組む 遺品整理の専門業者
株式会社L.A.P東海/こころテラス東海 代表取締役 香川浩司

 
プロフィール コンタクトレンズのメーカーや販売会社で営業職を経験したのち退職し、遺品整理業界に入る。その後、2015年に(株)L.A.P東海を設立。遺品整理をはじめ、古物・リサイクル品の買い取りや販売などを手がけるほか、解体工事業にも注力。自身も父親の遺品整理で大変な思いをした経験をいかし、当事者意識を持って顧客に寄り添いながら誠実なサービスを提供している。【ホームページ
 
 
 
少子高齢化が進む日本において、需要の高まる遺品整理業。愛知県豊明市を拠点に遺品整理業を営むのは、こころテラス東海だ。運営する株式会社L.A.P(エル・エー・ピー)東海の香川浩司代表取締役は、40代半ばで遺品整理の業界へと飛び込んだという。自分自身も父親の遺品整理で苦労した経験から、当事者意識を持ちながら顧客に寄り添い、誠実なサービスを提供している。そんな香川社長が、遺品整理の仕事にかける熱い思いを存分に聞いた。
 
 
 

自身の経験をいかしながら遺品整理を行う

 
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インタビュアー 嶋大輔(タレント)
 愛知県豊明市を拠点に遺品整理業を手がける、こころテラス東海さん。運営する、株式会社L.A.P東海の香川社長は、この業界では長くお仕事なさっておられるんですか?
 
香川 この仕事は今年2022年で10年ほどになりますね。もともとはコンタクトレンズのメーカーや販売会社で営業職をしていたんですよ。ところが、前職の会社がM&Aによって同業他社に吸収合併されてしまいまして。それを機に退職し、私が44歳のときにこの業界に入ったんです。そして2015年に、株式会社L.A.P東海を立ち上げました。
 
 40代半ばでそれまでとはまったく異なる業界に飛び込むのはすごいですね。ただ、なぜ遺品整理業を始めたのか、その理由もぜひ教えてください。
 
香川 実は私が30代の頃に父が他界しまして。私は兄弟と一緒に、父の遺品整理をすることにしたんです。しかし、数多くの遺品を仕分けるのは非常に大変でした。当時は遺品整理の業者は一般的ではなかったので誰にも相談できず、捨てるにしてもどう捨てればいいのかわからないという状態だったんですよ。そうした経験もあって、私たちのように遺品整理で困っておられる方が多くいることを知り、そのような方のお力になりたいと考えたんです。
 
 なるほど。ご自身の経験がもとになっていたわけですか。今日は香川社長のお仕事への思いを詳しくうかがっていきましょう!