
インタビュアー 名高達男(俳優)
大場 ええ。「専科」としては他に伊勢原市と厚木市にそれぞれ1店舗、お好み専科は秦野市で1店舗展開しています。伊勢原では熟成肉とクラフトビールを提供する店舗も運営しているので、弊社としては全部で5店舗を展開している形ですね。
名高 大場社長は以前、内装職人だったとうかがっています。飲食店を始めたきっかけは?
大場 実は現在の「専科」の前身となる店舗は、私が顧客として通っていたお好み焼き店なんです。中学生の頃から行きつけだったこともあり、オーナーさんとは親しくさせていただいていました。私の妻もその縁で、アルバイトとして勤めていたんですよ。そんな中、オーナーさんが年齢を理由に、お店を畳もうとしていると聞きまして。閉店しないでほしいと頼みに行った私に、「では店を継いでくれないか」と言ってくださったんです。それで一大決心してお店を承継し、飲食業の道に入ることになりました。

大場 お店を継いでから6年くらい経った頃に、義父が「どうせやるなら店舗を増やしたらどうか」と背中を押してくれたんです。それで義父の支援を受けながら2店舗目となるお好み焼き店をオープンし、これまでのノウハウを活かしてその1年後には3店舗目を開業することができました。ちなみにその3店舗目が、「専科」の1号店なんですよ。先ほどお話ししたオーナーさんから引き継いだお好み焼き店も、今はもつ鍋店として運営しています。