
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
佐藤 私たち二人は、もとは東京都江戸川区に拠点を置く不動産会社で、弊社の親会社の株式会社ファーストシーンの従業員なんです。ただ、不動産業界におけるリーマンショックの影響もあり、事業の多角化を考えていく中で以前から関心を持っていた児童福祉業界への進出を決断しましてね。そこで、大学で福祉を学んでいた私と有田が手を挙げ、社内独立制度を使って弊社を立ち上げたんです。
有田 江戸川区は子育て世代に人気のエリアです。それに比例し児童福祉施設も多いものの、差別化を図れば私たちもやれるのではないかと考え、思い切って事業をスタートさせました。今やこの江戸川区と台東区で、計10施設を運営するまでに成長したんですよ。
石黒 それはすごい! なぜそれほどまでの躍進を遂げることができたのでしょう?
佐藤 ファーストシーンの自社保有物件を施設として使っているため、コストを削減できたことが大きいです。経費が削れたぶん、子どもたちの食事やお菓子、またイベント参加費などを無料にすることができているので、ご家族にも喜んでいただいているんですよ。
有田 喜んでいただいているといえば、需要の多い夜間のショートステイも弊社では可能なんです。送迎も行っているので、その点も保護者の方から選ばれる一因になっていると思います!
石黒 そこまで面倒を見てくださると親としては自分の時間が持てるので、ありがたいですよ。

石黒 それでは最後に、お二人の目標をお聞かせください。
佐藤 東京23区すべてに施設をつくり、特に夜間のショートステイを充実させたいですね。
有田 夜間のお子様のお預かりは日中に比べて安全面や人員面で簡単ではないですが、その分社会貢献度も高いと考えています。事業所を増設して、児童福祉業界全体を盛り上げていきたいです!
「仕事を楽しむ」とは‥
変化を楽しむことでしょうか。やりたいことを実現するために一から勉強するなど、自分を変えていくのは結構楽しいですよ。
(佐藤泰彬)