
インタビュアー 宍戸開(俳優)
松本 中学から桐朋学園音楽部門の「子供のための音楽教室」に通い始め、大学まで桐朋学園系列の学校でピアノ音楽を学んでいました。その後ドイツに留学し、帰国後は演奏活動を続けながら、短期大学で講師を務めまして。当教室を開業したのは1995年のことです。3歳前後から就学前のお子様を対象とした「音あそび」をはじめ、大人の方が気軽に音楽に触れることのできる「一般コース」、アーティストの育成を行う「専門家養成コース」などさまざまなコースを設け、音楽教育に長けた講師陣と共に指導に当たっています。
宍戸 実は私も中学、高校時代は桐朋学園に在籍していて、幼少期には「子供のための音楽教室」に通っていたんですよ! ところで、「音あそび」とはどのようなコースなのでしょう?
松本 子どもたちにリズム感や絶対音感、拍子感など楽器演奏に不可欠な基礎を遊びながら学んでもらうのが「音あそび」です。子どもの成長が著しいといわれる、3歳から就学前のいわゆるゴールデンエイジから音楽に触れることで、感受性豊かな子を育てることを目指しています。指導のベースにあるのは、ハンガリーの作曲家であるコダーイ・ゾルターンによって提唱された音楽教育法「コダーイメソッド」です。お母さんが赤ちゃんに聞かせるわらべ歌が音楽教育の一歩目だというコダーイの考えに基づき、わらべ歌の指導を中心に行っておりますよ。ママにも自宅でお子様にわらべ歌を通じたスキンシップを取り入れていただきたいので、最近はお母様方への指導にも力を入れています。

松本 教室名の「21」には「世界に通用する21世紀の子どもを育てる」という意味を込めています。そのためにも当教室の運営に変わらず力を入れていき、いずれは幼稚園で音楽指導ができたらと思っています。
宍戸 音楽を通じて子どもたちの心の成長を後押ししてくださる松本主宰。これからもその指導術に期待しています!
「仕事を楽しむ」とは‥
常に明るく、ポジティブでいること。前向きな気持ちでいれば、たとえ何かにつまずいたとしても必ず乗り越えらえると思います。
(松本倫子)