
インタビュアー タージン(タレント)
早川 私の主人は、三木市で早川内科循環器科医院を経営する医師なんです。地域のお年寄りに安心して過ごしていただくため、主人が開業前に勤務していた旧三木市民病院と連携し医院を立ち上げた後、認知症対応型通所介護施設を始めたのが2002年のことです。私自身は主婦をしながら最初は手伝う程度のつもりだったものの、仕事に大きなやりがいを感じ、介護支援専門員や認知症ケア専門士の資格を取得し管理者として勤務しておりました。2021年には早川医院から独立し現在に至っています。
タージン げんき倶楽部さんの陣容や、事業での主な取り組みもお聞かせください。
早川 当施設は認知症の予防や改善を専門とするデイサービスです。10名いるスタッフのほとんどが介護福祉士の資格を持っています。その内、私と同じ認知症ケア専門士のスタッフが7名おりまして。看護師も2名勤務するなど、幅広い資格を持つスタッフが質の高いサービスをご提供しているんですよ。私たちが心がけているのは、利用者様がお帰りになるときに、「楽しかった」という感情がおみやげになるように接することでしょうか。
タージン 資格を持ったベテランのスタッフさんが多くいらっしゃるのは安心です。早川代表がおっしゃるように、認知症の方であっても“楽しい気持ち”というのは残るものなんでしょうか?

タージン 素敵です! ただ、認知症のお年寄りへの対応は、いくらプロでも難しそうな印象がありますよ。
早川 そうですね、マニュアルはないので利用者様により対応が変わります。同じ利用者様でも感情は日によって異なるので、機嫌が悪いときは「家で何かあったのかな?」と原因を探りながら、臨機応変に接することを常に意識しています。