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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

固定観念から脱却した 柔軟な発想を持つ工務店
株式会社谷英建築/RAVI HOUSE 専務取締役 岩村慎也

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 京都府福知山市を拠点に工務店、不動産事業を手がける株式会社谷英建築さん。RAVI HOUSE(ラビ ハウス)というブランドで展開されているとうかがっています。どういった経緯でスタートされたんですか?
 
岩村 もともと弊社は、2011年に設立した会社でして。大工職人集団のナカムラ工務店と、建築資材を取り扱っていた私の会社が一緒になって始めました。腕の良い職人集団と建築資材のプロが集まることで、もっと施工能力や技術を活かし、お客様に自信を持って提供できる家づくりができるのではないかと考えたんです。低価格でもこだわりのある高性能な家をつくりたいという思いでスタートしたのがRAVI HOUSEなんです。
 
濱中 顧客満足を追い求めた形がRAVI HOUSEというわけだ。自社で技術力のある大工を抱えられるというのは強みですよね。事業としては、新築一戸建ての施工がメインになるんでしょうか?
 
岩村 そうですね、基本的に弊社で請けているのは新築一戸建てです。お客様の要望と、その土地にあったプランを考え、完全自由設計にて住宅を提供しています。同時に、アトム電器福知山中央店の運営もしていますから、家電についてもご相談いただけますよ。
 
濱中 住宅を建てて終わりではなく、その先の家電のことまでお任せできるというのは心強いですね。工務店として電器店まで運営されているというのは珍しいと思います。何かきっかけがあったのでしょうか。
 
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岩村 施工を手がけている中で、施主様から「エアコンもつけてほしい」というご要望をいただくことが非常に多かったんです。ただ、量販店より価格が高くなってしまうのがネックでした。そこでアトム電器のフランチャイズ店として加盟することにしまして。今では、家電量販店並の価格で家電を提供できるようになっています。
 
濱中 住まいのことは住宅のプロに一貫してお任せしたいという方が多いんでしょうね。
 
岩村 そうなんです。そこで弊社では住むために必要なものはすべて標準仕様として付けています。例えば、カーテンや照明器具、太陽光発電やエコキュートなどがありますよ。そこから不要なものは省いてもらうことで、住宅にかかる費用が明確になるようにしています。