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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

パーソナルジムの草分け 運動する楽しさを伝える
マインドボディ 代表 鈴木謙太郎

 
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インタビュアー 八重樫東(元ボクシング世界王者)
八重樫 2004年に恵比寿でパーソナルジムをスタートされたマインドボディさんには私の教え子も通っているということで、ご縁を感じています(笑)。鈴木代表は、どういった経緯でジムをオープンするに至ったんですか?
 
鈴木 私は学生時代にレスリング部に所属、全国大会の表彰台に上がることだけが目的という超体育会系でした。ただ、現役時代はとにかく怪我が多く、卒業後はトレーナーの道を歩みたいと考えるようになりました。そして師事する先生の元での修業と大手スポーツジム勤務を経て、当ジムのオープンに至ります。
 
八重樫 今でこそメジャーなパーソナルトレーニングジムも、18年前だとかなり珍しかったのでは?
 
鈴木 そうですね。今では最寄り駅の恵比寿だけでも30店舗以上のパーソナルジムがあり、全国一の激戦区となりました。でも、当時は恵比寿にパーソナルトレーニングジムは一件もありませんでした。
 
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八重樫 まさにパイオニア的な存在ですね。新しいことにチャレンジするのは勇気がいることだと思います。
 
鈴木 私は自分も悩んだ怪我や非効率なダイエットで悩んでいる方へ、もっと効率的な方法をお伝えしたいと思っていました。その苦悩があったからこそ「良い情報を発信したい!」という思いとなり、原動力となってくれました。“パーソナルトレーナー”はお客様に必要なトレーニング、健康情報をまとめる役割も担います。健康情報が溢れる昨今、その役割はさらに重要です。私が開業する当時、スポーツクラブではお客様への長時間の個別指導は許されませんでした。だったら、心置きなくお客様に寄り添ったサービスができるシステム、場所をつくろうと思い、起業を決意したんです。毎日不満を抱えて働くぐらいなら、やりたいことにチャレンジする道を選びました。