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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

異色の経歴の行政書士が 建設業界をサポート!
レパード行政書士事務所 代表 西山奈緒

 
プロフィール 大阪府出身。母親の影響で音楽と英語に興味を持つ。高校生のときには、あえて英語圏でないベルギーに留学し、異文化に刺激を受け、帰国後は音楽の道へ。厳しい修業を経て楽曲制作などで活躍するも、社会貢献につながる仕事をするために行政書士へ転身。資格を取得し、2022年6月に地元である吹田でレパード行政書士事務所を開業した。【ホームページ
 
 
 
鮮やかなヒョウ柄のファッションに身を包むユニークな行政書士。大阪府吹田市のレパード行政書士事務所は、音楽業界で活躍した西山奈緒代表が地元で開業した行政書士事務所だ。建設業許可の申請など建設会社と現場で働く職人の支援を中心に手がける西山代表は、周知が徹底されていないという建設キャリアアップシステムの普及にも尽力。いずれは業務の幅を広げ音楽活動も再開したいと語り、情熱的な目で未来を見据えていた。
 
 
 

異色の経歴を持つ行政書士

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 大阪府吹田市のレパード行政書士事務所を営む西山代表は、行政書士の先生とは思えない異色のご経歴をお持ちだとか。さっそく詳しく教えてください。
 
西山 私は、マイケル・ジャクソンのファンだった母の影響で、音楽と英語に興味を持ちました。高校生のときには「もっと広い世界を見よう」と思いベルギーに留学したんです。
 
八木 ちょっと待ってください。なぜ、英語圏の国ではないベルギーだったのでしょうか。
 
西山 アメリカやイギリスには大人になったら旅行で行けるはず。せっかくの留学なので、あえて英語が通じない国を選んだんです(笑)。当時のベルギーではアジア人が珍しかったようで、私も好奇の目で見られたり差別的な扱いを受けたりしたこともありました。でもそれ以上に、まったくの異文化に触れ「一度きりの人生を楽しもう」という気持ちが高まりましたね。
 
八木 素晴らしいチャレンジ精神ですね。それで帰国後の進路は?
 
西山 ベルギーでさまざまな壁にぶつかるたびに自分を励ましてくれたのが音楽であり、その存在は私の中でとても大きなものとなっていたため、日本に戻った私は音楽を突き詰めるため上京し、クラブのシンガーになりました。そして、ある有名プロデューサーに声をかけられて師事することになったんです。師匠の指導は厳しくて、8時間ぶっ通しで歌い続けることもありました。あまりの厳しさに周りは3日も持たず辞めてしまうほどだったんですよ。