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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

経験と若い力を相乗して
成長を続ける運輸会社

 

次世代を担う若者とともに未来を切り拓く

 
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八木 人材もそろっていて、顧客からも高い評価を得ていることがよくわかりました。次の目標はなんでしょう?
 
原田(龍) 経営基盤の整備です。スタッフの生活や会社の未来を守るには、事業の幅を広げる必要があると考え、以前から改革に取り組んできました。昨今のEV化を見据えた組立業務への取り組みもその一つです。組立てまで請け負うようになって、ワンストップでのご依頼も増えました。次に計画しているのは、保管業の本格化です。保管に困るお客様のニーズに沿った大型機器を預かる設備があれば、今後の弊社の事業の厚みが今以上にさらに増していくと考えております。
 
八木 新たな展開を考えておられるなら、ますます人材育成が重要になりますね。
 
原田(龍) 人材育成は弊社の根幹です。私たちは製品を売るのではなく、技術を伝授しながら人を育て、その人に価値を持たせるのが仕事。この先も決して揺るぎません。
 
八木 最近の若者は、言われたことだけをやる人が多いと聞きます。仕事が苦痛というネガティブな思考から抜け出すためにも、原田社長のような頼もしいリーダーが必要なんだろうな。
 
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原田(龍) がむしゃらに働くことが正しいとされてきた時代とは違います。今はワークライフバランスが重要視されていて、仕事と生活の比率をうまく保たなければなりません。若手の話を聞いていると、家庭あっての仕事なんだと実感することも多く、それぞれが自分のペースで頑張ってくれればと考えています。
 
八木 デジタル化が進み、わからないこともスマホ一つで調べられる時代です。私たちが時間をかけて身に付けたこともさっとやりこなせる反面、情報量が多過ぎて迷う人もいるでしょう。アンテナを張って常に情報収集しながらも、的確に取捨選択できる人材が求められるんだろうな。
 
原田(龍) 弊社の若いスタッフはやるべきことをきちんと理解し、着実にこなしています。負けてたまるかと意地で働いてきた私たち以上に、頭を使っているんでしょう。長年の経験を生かしたベテランの力と、無限に広がる若い力の融合による確固たる組織力を持って、未来を切り拓いていきますよ。
 
八木 これほど若者が集結している会社も珍しいと思います。同世代の仲間として大いに刺激を受けました。全社一丸となって、100年企業を目指してくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私はもともと、仕事は楽しむものではなく、自分のプライドを懸けて手がけるものだと考えてきました。しかし、若いスタッフたちを見ていると、プライベートを充実させて仕事に楽しみを得ないといけないのだと考えさせられました。彼らが楽しみながら仕事に取り組める環境をつくり続けたいですね。
(原田龍一)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 栄組運輸株式会社
■ 本社 〒612-8486 京都府京都市伏見区羽束師古川町337
■ 事業内容 重量事業/輸送事業
■ 設立 昭和10年12月
■ 従業員数 50名
■ ホームページ https://www.sakaegumi-unyu.com