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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

経験と若い力を相乗して
成長を続ける運輸会社

 

スタッフの力を結集し顧客の信頼を勝ち取る

 
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八木 全国対応だとスタッフの確保も重要ですね。何人くらいいらっしゃるんですか。
 
松本 会社全体で50名弱ですね。最年長は73歳、最年少は21歳と世代もさまざまです。
 
八木 70代も? 体力勝負の仕事だけに、先代の頃から働いている大ベテランだとしても大変そうなイメージがあります。
 
原田(龍) 業務は若手が中心であるものの、年長者でも大丈夫です。体調に合わせて週に数回出勤してもらい、若いスタッフや外国人スタッフへの技術指導もお願いしているんですよ。多世代を織り交ぜると職場全体の士気も高まります。最近では20代の女性スタッフも採用しております。
 
八木 人材不足が叫ばれる中、20代が多いのも驚きです! 女性スタッフまでいらっしゃるとは活気がありますね。最近は、大型車両を運転している女性も見かけるようになりました。御社も例外ではなかったんですね。
 
原田(龍) ええ。仕事の過酷さは事前に伝えたものの、どうしてもやってみたいと言うので、本人のやる気を買いました。蓋を開けてみると、本当によく働いてくれて、お客様からも高評価をいただいています。今思うと、私に先入観があったんでしょうね。彼女たちのおかげで、女性には難しい仕事だという固定観念が払拭されました。
 
八木 気配りとか言葉遣いとか、女性ならではの特長が潤滑油になるんだろうな。私も業界の既成概念が取っ払われた気がします。
 
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原田(龍) 社内が華やいで、普段は無口な男性スタッフにも笑顔が増えました。みんなが明るくなったのは、ソフトボールチームの結成や社内ゴルフコンペの開催といったレクリエーションも作用していると思います。
 
八木 それは素晴らしい! スタッフ間のコミュニケーションにも役立つし、仕事へのモチベーションも上がりそうだ。
 
松本 ゴルフコンペはまだ2回しか開催していないものの、若手の提案だったこともあってかなり盛り上がっています。ソフトボールは新型コロナウイルスの影響でなかなか試合に至りませんが、クライアントさんや協力会社さんとの交流にも一役買っています。
 
原田(龍) 弊社には野球経験者がそろっているんですよ。でも、先日の試合ではコテンパンにやられて悔しい思いをしました。こういった催しを通して周囲との信頼関係は確実に深まっていますし、何より団結力が強くなります。厳しいと言われがちな業界のイメージを覆すためにも、どんどん挑戦していきたいです。