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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人柄重視で職人を育成し
解体業の印象を覆したい

 

和気あいあいとメリハリのある仕事をする

 
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鶴久 独立当初はご苦労されたことも多かったんですね。そんな中で、悪戦苦闘する池田代表を支えてくれたのは?
 
池田 やはり周囲の同業者ですね。現場の手伝いに呼んでもらうことで地道に実績を積み、おかげさまで現在は弊社が元請けになれるほどまでに成長を遂げました。以前はレンタルで我慢していたダンプや重機も、経営が安定してきたので少しずつ買いそろえているところです。
 
鶴久 池田代表と共に汗を流すスタッフさんのためにも、立ち止まってはいられませんね!
 
池田 鶴久さんのおっしゃるとおりです。弊社のスタッフは現在5名が在籍しています。この業界は高齢化が進み、若い人を見ることがほとんどなくなりました。しかし、ありがたいことに弊社には20代の若者もいるんですよ。解体業の会社は外国人労働者を雇用することが多く、弊社にも在籍しています。ただ、今後は若い職人も積極的に育ていくことが、私の目標の一つなんですよ。
 
鶴久 若手を育てることは業界の未来にもつながりますし、素晴らしいお考えだと思います! でも若ければ誰でもいいというわけではありませんよね。池田代表が求める人材像もぜひ教えてください。
 
池田 建設業界の中でも、特に解体業は荒っぽくて怖いというイメージが強いんです(笑)。その印象を覆すためにも、未経験でも歓迎なので、人柄のいい人材を確保したいですね。
 
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鶴久 就職先を探している若者に、「池田興業で働きたい」と思ってもらうことも重要ですよね。池田代表が、現場や会社の運営で日頃から心がけていることも教えてください。
 
池田 やはり、「仕事に行きたくない」と思わせてしまう現場にはしたくありません。ですから和気あいあいとした雰囲気を保つことは意識していますね。また、屋外の仕事なので小まめに水分を取らせるなど、仕事と休憩のメリハリをつけることも大事にしています。
 
鶴久 池田代表がおっしゃるとおり、解体業は夏は暑くて冬は寒いご苦労の多いお仕事。でも、入社することで手に職を付けることができますし、仕事やり終えた時の達成感も大きいですよね。
 
池田 そうなんです。また、弊社では特に分別にこだわっているんですよ。昔は家屋を壊したらそのまま処分場に運ぶのが当たり前だったのですが、私たちは時間と体力を使ってでも廃棄物を丁寧に分別し、きれいに解体することを大切にしています。その他にも、近隣の方や作業中に通りかかった方へのご挨拶も徹底していますね。というのも、解体業は騒音・振動・ほこりなどのクレームが多い仕事ですので、しっかり周囲の方々へ気を配ることにも注意しているんですよ。