統計学の知を部下や子どもへの対処法に活用

インタビュアー 八木裕(野球解説者)
塩尻 簡単に言うと、生年月日からその人の性格を診断し、企業向けであれば最適なコミュニケーションの取り方や人員采配に、保育園・幼稚園ならお子さん、あるいは保護者の方に合った接し方などに役立てるというものです。もともと知られていた統計学的な学問の成果をパソコン上のアプリにまとめ、コンサルティングのベースとして使用しています。
八木 生まれた日で性格を調べられるんですね。どんな性格の人かわかれば、上司が部下に指示を出すときの伝え方も工夫できるし、反対に部下が上司の言動を理解する糸口にもなりそうです。また、子どもに手を焼いている保育士さんや幼稚園の先生にとっても朗報でしょう。人の性格ってさまざまな分類法があると思います。塩尻社長の場合もいくつかのタイプに分類しているんですか?
塩尻 おっしゃるとおりです。深く分析していくとすごい数になります。それを、初めての方にもわかりやすくするために12種類の表を使ってご説明しています。さらに、この12種類を大きくフィーリング、アクティブ、マインドの3つに分け、それぞれの特徴とお互いの関係性も明らかにしています。
八木 奥深そうですね。私もコーチを経験していろんな性格の選手と向き合ってきたので、塩尻社長の方法論に興味が湧いてきました。