
インタビュアー タージン(タレント)
山田 スポーツは大好きですが、私は見るのが専門ですね(笑)。特に、母校の神戸大学にレイバンズというアメリカンフットボール部があり、その名前は、私が5時間の道のりを何度も通った熊野神宮のヤタガラスにちなんでいることもあり、活躍を楽しみにしています。阪神・淡路大震災以降、苦戦することが多かったものの、2006年には5位に浮上し、2008年は15年ぶりに勝ち越して単独3位に入った時は興奮しました。
タージン 2006年の試合は、私が実況した試合ですので良く覚えていますよ。それにしても、院内にはマクロビオティックなど食事に関する資格をはじめ、たくさん取得資格の修了証が飾ってあり驚きました。この第一種衛生管理者とはどんな資格ですか?
山田 これは労働安全衛生法のもと定められた国家資格です。働く人たちの健康を守るために労働環境改善のアドバイスを行ったり、ストレスなどで体調を崩さないための対策を提示したりと職場環境を整えるよう指導する役割を担います。実はこの資格は私自身のこれまでの経歴、開院には仕事や労働環境が大きく関わっていまして。以前、一般企業で勤務していた頃、頑張りすぎて調子を崩してしまったんですよ。何をしてもだるく、首や背中、腰の痛みが取れず体も重い日々が続きました。

山田 はい。病院に行っても症状改善にはつながりませんでした。鍼灸やカイロプラクティック、整体や整骨、試せるものはすべて試し、よくなることがあったものの一時的なものに過ぎなかったんです。そんな時、不調の大きな要因に自律神経の低下が関連すると知りました。自律神経のバランスが崩れ、筋肉が適切に動かなくなっていた影響で体中が緊張状態となり、無理に筋肉を動かそうとして痛みやだるさを生んでいるとわかったのは、奇しくも神戸大学レイバンズの復活の兆しが見えたのと同じ2006年のことです。