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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然の恵み豊かな茨城の
魅力をお菓子で伝えたい

 

干し芋など茨城の食材を使うこだわり

 
glay-s1top.jpg 茨城が誇る干し芋を使ったパイ「ほっしぃ~も」
茨城が誇る干し芋を使ったパイ「ほっしぃ~も」
水野 実は私、偶然にも先日、知人から御社のロールケーキ「王様のまくら」を贈っていただいたんです。しっとりと柔らかなシュー皮付きのスポンジ、たっぷりの生クリーム、ラズベリージャム・・・本当においしかったです! シンプルなロールケーキの基本を押さえながらも、新しい味わいも実現しているという印象を受けました。商品のネーミングもセンスが光りますよね。
 
菊池 水野さんにそう言っていただけると嬉しいです!
 
水野 きくちさんのお菓子づくりには、ただならぬこだわりを感じます。
 
菊池 ありがとうございます。弊社のこだわりの一つが、地元食材でして。茨城は栗やメロンが有名なほか、干し芋の生産量も国内随一なんですよ。その干し芋を使ったお菓子をつくりたいと思い、10年以上かけて完成したのが、パイ「ほっしぃ~も」。努力の甲斐あって、今では人気ナンバーワンの看板商品となりました。
 
水野 10年! かなり試行錯誤されたのでしょうね。
 
菊池 はい。干し芋は蒸したり焼いたりすることが難しく、しかも固くなりやすいという特性があります。お菓子に取り入れるには難しく何度もとん挫しかけましたが、フリーズドライなどいろいろ試した末、細かくして煮るという加工方法にようやく辿り着きました。「今までにないものを」という執念の結果ですね(笑)。
 
水野 凄まじい創作意欲ですね。茨城の皆さんも喜ばれたことと思います。商品開発で日頃から心がけていることなど、ぜひうかがいたいです。
 
菊池 人材育成にも言えることとして、社内でのコミュニケーションを大切にしています。新商品の企画にしても、課題の解決にしても、良いアイデアは会議よりも何気ない日常会話から生まれることが多いんです。私一人の考えを押し付けるのではなく、社内全体で問題を共有し、みんなで考えるようにしています。
 
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水野 事業のヒントは、現場のコミュニケーションの中にあると。
 
菊池 そう思います。自分の視野だけで見えるものには限界がありますからね。周りの皆さんには、大いに助けてもらっていますよ。また、講師を招いて売り場開発をしたり、研修に行った従業員から学びをフィードバックしてもらったりと、社外からの視点も大切にしていますね。
 
水野 きくちさんは風通しの良い会社なんだなぁ。「お菓子づくりはこうあるべき」という既成概念からも自由な気がします。
 
菊池 おっしゃる通りですね。「おもしろいものをつくりたい」という気概は、誰にも負けません(笑)。