お菓子を製造・販売するきくちの歩み

インタビュアー 水野裕子(タレント)
菊池 はい。先代である父親が神奈川でお菓子職人として修業し、1965年、ひたちなか市で東京ベーカリーというパン店を開きましてね。お菓子も提供するようになり、11店舗に拡大しました。その後、お菓子がメインとなった事業を2004年に私が引き継いだ形です。
水野 2代目の菊池社長は、やはりお父様のもとで経験を積まれたのですか?
菊池 私の経歴は変則的で、弊社に入る前は、東京の銘菓を製造販売する会社で3年ほど働きました。そこで学んだマーケティングや商品開発のノウハウは、大きな強みですね。きくちの代表就任後は、先代が取り組んでいたように地元の食材や湧き水でお菓子を開発する一方、インターネットも活用するなど、時代の変化に合わせてアップデートしながら事業を展開しています。
水野 柔軟なビジネス感覚が、純粋なお菓子職人さんとはまた一味違う、菊池社長の持ち味なのですね。