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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

まだ、まだ、頑張る おばあちゃんの不動産屋
有限会社Eハウス 代表取締役 遠藤れい子

 
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インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
鶴久 東京都昭島市で不動産の賃貸仲介・売買まで手がける「おばあちゃんの不動産屋さん」を運営する有限会社Eハウスさんにお邪魔しています。JR拝島駅から徒歩6分の立地も便利です。地域の皆さんから頼られる存在である、皆さんが慕ってやまない「おばあちゃん」こと、遠藤社長の歩みから聞かせていただけますか。
 
遠藤 私は長らく小学校の教員として働いてきました。定年してからも5年間、嘱託として学校に勤務し、気付いたら65歳になっていたんです。そうなると就職先を探すのもだんだん厳しくなっていくだろうし、他のチャレンジを考えなければと思いました。それで宅地建物取引士の資格取得への挑戦を決め、無事に資格を取得しました。それが2005年のことなので、不動産会社を立ち上げてかれこれ17年経つことになります。
 
鶴久 となると、失礼ながら今は80代でいらっしゃるのですか!
 
遠藤 82歳です(笑)。
 
鶴久 すごくパワフルな80代ですね! 教育者としてキャリアを重ねて、ほっと一息というところで新たな資格取得に向けて努力するというのは、誰にでもできることではありません。一般的には、「今後の人生は旅行にでもいってゆっくり過ごそう」と考える時期でもあります。家族や周囲からの反対はありませんでしたか。
 
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遠藤 確かに全面的に賛成はされませんでしたね。ただ、私が家にいてのんびり過ごす性分ではないとわかっていたと思いますよ。教員時代から人と関わるのが好きで、誰かのお役に立ちたいという気持ちは人一倍ありましたからね。それと、不動産業のあり方に関して納得のいかないものを感じていたんです。
 
鶴久 確かに最近の不動産業といえば投資の対象、マネーゲーム的な印象が強くなりましたね。
 
遠藤 そうなんです。本来、人がのんびり過ごす居場所となるはずの不動産がお金もうけの象徴のようになっていると感じていました。それで、良心的な価格でお家を紹介し、困っている人のお役に立ちたいと一念発起したんです。そのスタンスは今も変わりはありません。
 
 
 
 

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